香港人の「本音」は一体どの方角を向いているのか?
何処でも、そして何時でも世の中を牽引する層というのは若者です。それは香港でも例外ではなくここ1年で起こっていたデモ運動の中心と言うのは香港の若者たちでした。彼等は香港の将来を憂い、自分たちの力によって香港の方向性に変化を起こそうと戦っていた訳ですが、中国側の超法規的な措置である「国家安全維持法」によって、現在その情熱が潰えてしまうような楔(くさび)を打ち込まれてしまった格好となっています。
一方で(「香港の意向」として前面には出てまいりませんが)、こうした若者たちの意に添わない意見と言うのも香港のある層には存在しているのも事実です。それは主に香港で仕事に従事する現役組からのものであり(多くを語らずとも)その意見には重みを感じると言っても過言ではありません。
様々な思惑に揺れる現在の香港…。
本稿では改めてこうした現在の香港人たちの心境及びスタンスについてフォーカスを充てて参ります。
詳しくはCCM香港HP
【それぞれの立場とそれぞれの考え。「香港」を巡る市民の立ち位置】
関連記事
-
香港会社法 一部改正のお知らせ
香港の会社の制度を決めている機関と言うのはCompany Registryと言わ …
-
香港行政長官の“変遷”から見えて来るもの
1997年7月、香港は旧宗主国である英国から新しい宗主国となる中国へと返還されま …
-
「香港国家安全維持法」から「国家安全条例」にアップグレードする香港の管理
既にご存知の通り、2020年6月以降、香港は“それまでの香港“とは別れを告げ、宗 …
-
中国駐在となる本社採用の中国人幹部に関して配慮すること
日本から中華圏などに駐在で行かされる人員は、日本人より日本採用の中国人スタッフの …
-
香港の“年末“とは?新正月か旧正月か?
香港は中華圏に位置していることもあり、年に“2度”『正月』を迎える地域です。実際 …
-
香港の一国二制度の終焉と政治的な““駒と化す選挙制度
今までBlogの方向性と言うのは切り口として西側のスタンスを軸に論じて来た訳です …
-
人口減少?統計数字は香港の「現状」を如何に語るのか?
香港が“自由でなくなって“から数年の年月が流れました。日本などの外国からこの状況 …
-
CCM香港がマカオグランプリ「SJMセオドールプレマレーシング」のスポンサーに決定!
マカオグランプリは今年で70回目を迎え、11月11日から12日、そして16日から …
-
今、改めて案内する海外法人設立の際の留意事項
近年、海外法人を設立しようとする日本人の方の数は(景気などに左右されず)継続的に …
-
恒久的施設と言う切り口で中国がBEPS対応して行く点について
香港からでも日本からでもそうですが、中国本土への駐在員及び出向者の数はここに来て …