CCM香港 スタッフブログ|香港法人、オフショア法人を設立・仮想通貨の活用するための最新情報

香港法人税、ついに一桁台に!

とうとうと言うか、遂に香港が法人税率一桁台の領域に踏み出す決心をしました。去る20171011日、香港の新行政長官である林鄭月娥(キャリー・ラム)氏が法人税の一部分を従来統一されていた16.5%から、その半分である8.25%まで引き下げを行う旨を施政報告の演説中に明らかにしました。

香港は昨年からスタートした財務統括拠点化(Corporate Treasury Centre=”CTC”)を進める企業に対してこの種の半減税率適用を行って来ていましたが、今回のこれは「利益額(=課税対象額)」ベースとなり、利益を出す同地企業(主に現地法人)に対しては、200万香港ドルまでの部分にこの税率が全面的に適用することになります。

200万香港ドルと言うのは邦貨で大よそ3,000万円弱の水準の利益になりますので、これによってかなりの中小企業及びスタートアップ企業等にとっては経営行って行く上で一種の“追い風”となることでしょう。

この税制施行はいよいよ来年4月から実施される予定とのことですが、こうした大胆な施政を香港が行うその背景と言うのは一体どのようなものなのでしょうか?

詳しくはCCM香港HP
8.25%まで下がる法人税、オフショア市場の「姿勢」を示した香港

 - お役立ち情報, 海外法人(オフショア法人), 税務, 香港法人 , ,

↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓

にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へにほんブログ村 経営ブログ 海外進出支援・海外支援へ

  関連記事

no image
「パナマ文書」以降、香港の資産管理や運用の方法で一体何が変化して来たのか?

2016年に公開された「パナマ文書」は、タックスヘイブンを利用した租税回避や不透 …

no image
【平成27年度税制改正大綱~まとめ】

昨年12月30日に平成27年度の税制改正大綱が発表されましたのでポイントを纏めて …

no image
基礎から学ぶ、「香港」と言うテリトリー

「逃亡犯条例」の改定の一件で、余り宜しくないイメージが付いてしまっている感のある …

no image
香港はコモンロー(判例法主義)?それともシビルロー(制定法主義)?

世界における法体系には大きく区分けすると英米法系のコモンロー(Common La …

no image
香港就労ビザの申請について

香港に会社を設立し、その会社の取締役として就労ビザを申請するには、香港にビジネス …

no image
中国現地法人における秘密保持制度の構築方法

どの世界でも“スパイ”と称される者や行為と言うのは存在します。香港や中国と言った …

no image
香港進出を前にして当地のビジネス環境を知るには?(2)

前回のBlogでご案内させて頂いた通り、香港がコロナからの全面開襟を宣言し、域内 …

no image
今後の香港ビジネスの描き方

昨今の香港情勢を鑑みると、企業の経営サイドとして判断に困難を伴うと見るのが一般的 …

no image
もう一度、香港での法人設立とその運営

近年の海外法人設立の案件をシンガポールと並んで引っ張って来たのは紛れも無く香港で …

no image
香港飲食業界への進出について

香港人の一般的なライフスタイルの中では「外食」と言う習慣は切っても切り離せないも …