CCM香港 スタッフブログ|香港法人、オフショア法人を設立・仮想通貨の活用するための最新情報

香港会社法 一部改正のお知らせ

香港の会社の制度を決めている機関と言うのはCompany Registryと言われる所であり、この機関はその時その時の社会情勢などに対応した会社運営上のルールを香港会社に義務付けしています。目立った改正と言うものは過去にも幾つかございましたが、その中でも大きい変更と言うものは2014年3月に行われた「香港法第622章 新会社法」でした。

その時は定款と社印に関するもの(定款⇨基本定款の廃止と通常定款のみの残留、社印⇨社印の準備や保管は各々の法人で決定可)や、株式資本に於ける額面株式の廃止、また取締役に関する部分では(少なくとも1名以上の)自然人の参加を義務付ける等、それまでの香港現地法人の設立要項と比較した場合、国際金融センターとしての立ち位置を明確にする意気込みが感じられたものです。

今回ご案内差し上げるものと言うのは、4年前に刷新した新しい会社法になってから、最初に付け加えられるルールとなります。それがSignificant Controllers Register、通称、“SCR“です。

詳しくはCCM香港HP
香港法人に義務付けられる“重要管理人登録<SCR>の施行

 - お役立ち情報, 法律, 香港法人 ,

↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓

にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へにほんブログ村 経営ブログ 海外進出支援・海外支援へ

  関連記事

no image
香港に於ける新型コロナウィルス感染症の近況

日本では3月に緊急事態宣言がようやく解除されることになりましたが、一部の地域、例 …

no image
香港は「グローバル教育」実践の場?

海外赴任となると、国内での勝手とは違い、自分自身の仕事も責任範囲が拡大する為それ …

no image
YouTubeを仕事にする者の課税関係の話

従来のエンターテイメントや時事を取り扱うニュースなどの“主軸”であったTVや新聞 …

no image
“恒常的な住宅難”と向き合う香港の“壮大なプロジェクト”

「香港」と言う地域を一般的なイメージで連想する印象と言うものは恐らくどれも似通っ …

no image
香港法人が日本法人から配当を受け取る場合ってどうなるの?

日本居住の方々にとっては日本の会社に勤めると云うパターンが極めて一般的なこととな …

no image
“有名無実“を改めて確認する形となった香港の選挙制度

抜本的な“改革“が行われて数年経過した形になる香港の選挙制度ですが、今回行われた …

no image
香港の持つ“メリット“について考える<2022年/2023年編>

香港と言う地域を最大限活用するには当地の持つ機能を調べ上げ、自社の進出形態と照ら …

no image
明日12/14(水)は今年最後のオンラインセミナーです。

みなさん、こんにちは。CCM香港スタッフです。 今年もあと2週間弱と終わりが迫っ …

no image
国際税務における2018年度税制改正大綱の改正項目

毎年12月中旬から後半の時期になると税制に関する定期的な変更事項、いわゆる「税制 …

no image
中央に背いた“活動家“たちの現状

今から遡ること7年、時は2014年の香港で中国政府が決定した選挙制度に対する抗議 …