CCM香港 スタッフブログ|香港法人、オフショア法人を設立・仮想通貨の活用するための最新情報

好景気の表れ?香港政府の財政予算案

今年の2月28日、香港の財政長官である陳茂波(Paul Chan)氏は2018/19年度の財政予算案を発表しました。毎年のように黒字を生み出す“キャッシュマシーン”の香港は、既に今までの備蓄額が1兆1,000億香港ドルに到達するような勢いであり、昨年度の財政収支額では当初の予算(163億香港ドル)であった見込みに対してそれを遥かに凌駕する1,380億香港ドル(!)と言う結果となったようです。

この結果の要因を見て行くと、印紙税の収入が前年度対比約75%増しであったり公有地売却益が62%増しと言ったことが主要な理由となっている訳ですが、果たしてここまで“儲かって”しまうと市民の次の関心と言うのは香港政府がそれらを如何に彼等に還元して行くのか?と言う事になります。

今回は好景気を反映する香港の財政収支とその還元策に関してご紹介して行きたいと思います。
市民全員に現金支給6,000香港ドル?香港政府の“大判振る舞い”

 - お役立ち情報, 香港 ,

  関連記事

no image
林鄭月娥(Carrie Lam)前香港行政長官の5年

香港における今年の“大きな転換“と言うのは、(少なくとも形上では)当地の行政長官 …

no image
海外に何らかの支払いをする時に重要なこと

日本で全てのビジネスが完結するのであれば、全く考慮に入れる必要がないと言うタイプ …

no image
新型コロナウィルス対策:『追加支援策』に見る香港と日本の違い-1

最近顕著になって来ているのは、新型コロナウィルスの展開に各国で“差”が生まれて来 …

no image
香港での人材を採用する際に留意しなくてはならない“常識”

会社にとって「人材」と言うものは、国や地域が違っても、重要であることに変わりはあ …

no image
香港IPO、今こそが『旬』?

昨今の香港の状況は、経済学者や金融の専門家の言葉を借りるまでもなく、厳しい評価を …

no image
「幸福度」ランキング 〜 香港は一体何位?

世の中と言うのものは兎角比較をしたがるものです。その対象となるのは無限にあると考 …

no image
タックスヘイブン税制での裁判事例とは?

「タックスヘイブン税制」とは、正式名称として「外国子会社合算税制」の事を言います …

no image
「香港国家安全維持法」可決から見えて来る中国の“方向転換“

今回のタイトルにあるように、ここ数年、中国が香港に対して“牙を剥いた“一連の出来 …

no image
香港のDXの状況から見る日本の課題点

昨今では「デジタルトランスフォーメーション」(DX)という言葉が巷で良く聞かれる …

no image
海外駐在期間が短縮された場合と延長になった場合の対応

駐在の期間変更と言うのは時と場合によって発生する可能性があります。例えば当初、一 …