CCM香港 スタッフブログ|香港法人、オフショア法人を設立・仮想通貨の活用するための最新情報

財政赤字が過去最大となった香港の思惑

昨年から今年にかけて、デモや新型肺炎の発生により未曽有の試練が襲うことになった香港は、「財政赤字」と言う視点で見ると結果的には過去最大の規模になったとのことです。こうしたことを受けて226日、香港の財政長官である陳茂波(ポール・チャン)氏は、来年度(20204月~20213月)の予算案として1,200億香港ドル(約150億米ドル)の景気刺激策を発表しました。

その中には一定の枠ながら税金の免除規定や18歳以上の永住者に対して1万香港ドル(約14万円)を支給するのを決定するなど、経済を支える市民の負担を少しでも和らげようとの配慮を示した内容となっています。発症が中国である為、先のデモ同様、最後まで親中路線に固守するものと見られていたキャリー・ラム行政長官率いる地域政権は、失地回復を計ろうと大胆な取り決めを打ち出して来ました。

2004年以来と言われるこの財政赤字を克服し、次なる地盤を作る為の仕掛けをスタートした香港、本稿ではその内容について触れて行くことにします。

詳しくはCCM香港HP
市民からの『信頼』の回復へと繋がるか?香港の財政出動策の目的

 - お役立ち情報, 香港法人 , , ,

↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓

にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へにほんブログ村 経営ブログ 海外進出支援・海外支援へ

  関連記事

no image
香港開港宣言!今年から香港がようやく“近く“になる?

香港のコロナ対策は“終結を迎えた“と言っても間違いないと言える発表が、この程香港 …

no image
海外駐在期間が短縮された場合と延長になった場合の対応

駐在の期間変更と言うのは時と場合によって発生する可能性があります。例えば当初、一 …

no image
香港を存分に活用することで見るビジネス展開とは?

中国でのビジネスを考えるとき、必ずその前提として多くの方々の脳裏に浮かぶ都市が2 …

no image
中国で日本人の現地採用を行う場合の対処とは?

海外進出を行うとどの会社も現地人を優先して雇うケースと、現地で生活をしている日本 …

no image
香港が狙う、CTC(財務統括拠点)を利用した新たな戦略

香港の利得税(法人税)の税率は16.5%であり、アジアでも際立って低い事は周知の …

no image
外国子会社配当益金不算入制度を巡る幾つかの論点

香港やシンガポールなどの軽課税地域・国に現地法人などを持つと、そこで上がった利益 …

no image
新タックスヘイブン対策税制と香港

あなたがもし税務局のドアを叩いて“タックスヘイブン“と言う言葉を発したら、それを …

no image
インターネットを利用したビジネスの“落とし穴”

グローバルな環境においても各国の税制と言うものはそこに居住される方々にとって厳し …

no image
新型コロナウィルス対策:『追加支援策』に見る香港と日本の違い-1

最近顕著になって来ているのは、新型コロナウィルスの展開に各国で“差”が生まれて来 …

no image
香港における過去50年の日本人社会の成り立ち

香港はアメリカのNYのように様々な国々から多くの人達が毎日のように訪れています。 …