中国は“香港を潰さない“という幾つかの根拠
現在の香港のことを語る時は、中国の香港利用の『本質』を見極めていく必要が有ります。
一般的には(西側メディアなどで頻繁に語られるようなストーリー)、いわゆる「香港」という地域に対する中国からの理不尽な圧力が焦点となるため如何にもその流れが当たり前のように見えてしまうのは否めませんが、一方では真っ先にその圧政の矢面に立つと考えられていた香港の富裕層の多くが当地に留まる選択をし、事態静観を決め込んでいる点などに着目すると、実際のところは水面下で“全く違うストーリー“や“認識“が有る可能性もあります。
このように混沌とする香港の未来ではありますが、本稿では、敢えて客観的な事象を紐解くことで、実は中国にとって香港の立ち位置が彼らの繁栄に欠かせない要素のひとつであるのでは無いか?というスタンスで改めて考察を行います。
詳しくはCCM香港HP
【実は“香港潰し“が現実的な選択肢ではない中国の事情】
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
中国の個人所得税改正が与える駐在者へのインパクト
海外課税を巡る話になると決まって出て来るような単語(或いは話題)と言うのは居住・ …
-
-
映画でも度々舞台となる香港の魅力②
香港を語る上では多くの論点が存在することは明らかです。僅か700万人程度のテリト …
-
-
香港に於ける会社清算の種類
香港は市場経済においてレッセフェール(laissez-faire=自由放任主義) …
-
-
香港が消えてなくなる?出生率から見る“命運“とは?
まだそう日が経過していない話ではありますが、昨年、米国テスラ社やTwitter社 …
-
-
海外勤務者に対する課税問題。各種の費用支払いを日本本社が負担するケースについて
海外勤務者に対しては各種の諸手当、出国に伴う支度金、或いは語学研修費用など国内勤 …
-
-
香港進出を前にして当地のビジネス環境を知るには?(2)
前回のBlogでご案内させて頂いた通り、香港がコロナからの全面開襟を宣言し、域内 …
-
-
何かと面倒な、海外税務の対応について
毎年日本では税制大綱なるものが年末に掛けて大枠を決定し、年明けに正式発表、そして …
-
-
海外子会社に特許権などを使用させる際の注意点
2000年前後を機として日本企業の多くはその生産の拠点を中国に求めたことは周知の …
-
-
報道の乖離が著しい香港の現状とは?
域外に居住する層が得る香港情勢の情報の多くは「悲観」と言う言葉が一般的です。人権 …
-
-
現在の金融市場の趨勢から香港とシンガポールの将来の展望を考えるとどうなるか?
ニューヨーク、ロンドンに続く形で世界第3位の国際金融センター、あるいはアジア圏随 …
