東京が香港を喰う?「金融国際金融センター」の立ち位置について
結論めいたことを言うと、この数年の政治的及びパンデミック対策に関して香港政府の採った方針というのは決して褒められたものではなかったかも知れません。事実として“香港“と言う文字をウェブ検索したりすると、昨今ではやはり後ろ向きの記事がその多くを占めていますしその中ではあたかも市民は自由を完全に失い、強行な行動制限に喘いでいるかのように報道されています。(以前のBlogでも触れましたが)香港に居住している方々からすると、(多少の不便は感じつつも)実際は必ずしも上述のようなネガティブキャンペーン(?)ばかりの状況ではなく、むしろ実態とはかなり乖離した形、所謂、マトモな生活を行なっていると言うのが本当のところであると言っても良いことでしょう。
しかしながら、最近ではそんなネガティブな“風潮“を助長するかのような記事や論説が国外から出て来始めました。中でも突飛な記事と言うのは、香港の「国際金融センター」としての立ち位置を、何と我が国の首都である東京が代替すると言うものです。
今回はその仰天記事をベースとした実現の可能性の有無を考察して行くことにします。
詳しくはCCM香港HP
【東京がアジアの金融ハブとなる?香港が陥落する可能性は果たしてあるのか?】
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
香港は何故、中国にとってOne&Onlyであるのか?
既に日本でも大体的に報道がされたことですが、去る7月1日、香港では新しい行政長官 …
-
-
香港が消えてなくなる?出生率から見る“命運“とは?
まだそう日が経過していない話ではありますが、昨年、米国テスラ社やTwitter社 …
-
-
香港の納税者番号(マイナンバー)とは?
日本でも導入されたマイナンバー制度ですが、香港はイギリスの植民地時代より香港ID …
-
-
“有名無実“を改めて確認する形となった香港の選挙制度
抜本的な“改革“が行われて数年経過した形になる香港の選挙制度ですが、今回行われた …
-
-
『香港国家安全維持法』導入から3年経過:影響と現状の分析
『香港国家安全維持法』の導入から早くも3年が経過しました。導入当初の騒ぎは別とし …
-
-
人口減少?統計数字は香港の「現状」を如何に語るのか?
香港が“自由でなくなって“から数年の年月が流れました。日本などの外国からこの状況 …
-
-
“先回りする“香港のWeb3.0時代を法律がどう捌くのか?
Web3.0時代の到来禍間近と言われる中、同時代を象徴する技術である「NFT」や …
-
-
【 香港の労働基準 】
香港への(事業)進出形態は多岐に分かれておりますので特定は出来ませんが、こと実業 …
-
-
香港で発生したオミクロン株感染2例について
この2年に渡って世界を席巻して来た新型コロナウィルス感染症の影響がようやく沈静化 …
-
-
香港を巡って激突する中国と英国
先月(6月)のほぼ1か月をかけて世界中に衝撃を与えた香港政府による『逃亡犯条例』 …
- PREV
- 金融サミット開催で“失地回復“を狙う香港
- NEXT
- 香港が中心となるスポーツイベント:香港セブンズ
