HSBC香港との国外送金も対象。国外送金等調書とは?
国外送金等調書はどれほど提出されているのでしょうか?
『国外送金等調書』と言う調書があるのはご存知でしょうか?
海外送金に関する税務署からのお尋ねです。
平成21年4月までは200万円超以上の国外送金が対象となっていましたが、同年4月からは100万円超に引き下げられています。
さて、『国外送金を調べる』と言えば日本から外国への送金の事だと思われるかもしれませんが、外国から日本への送金も含まれます。
日本から出て行くお金に対しての調査だけではなく、日本へ入って来るお金も調査の対象となっているのです。
これはクロスボーダーでどの程度の取引が行われているのかを把握する為ですね。
では、その取引回数を見てみると、平成25年度(2013年)は631万回!
(携帯アプリのダウンロード数のような数ですね)
100万円以上の海外送金を伴う国際取引はの回数は年々増え続けているのです。
海外から日本の口座に送金をしたら『国外送金等調書』が届いて驚いた。という方もいるのではないでしょうか?
そういえば、この調書の対象にならないようにと、100万円未満の資金を日本からHSBC香港の口座に送金していた方がいましたが、何度か送金した後に『国外送金等調書』が届いたというケースもありました。
送金額の累計も見られているのかもしれませんね。
このお尋ねが届いたら、正直に事実を記載して税務署に提出しましょう。
嘘の記載、申告は後々トラブルの元になりますのでご注意ください。
CCM香港では日本の税務に精通した国際税務専門家へのご相談(有料)も手配致します。
(日本国での相談、面談となります)
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
マイナンバー準備の現状と今後注意しておくべき税制
“国民総背番号制”と言う制度であるマイナンバーがいよいよ来年から本格的にスタート …
-
-
居住国判定の際の「住所」とは?
日本と軽課税地域・国との間を行き来するような方々にとって、課税上の論点で国税局側 …
-
-
2019年9月の法人設立個別相談会のお知らせ
みなさま、こんにちは。CCM香港スタッフです。 CCM香港では定期的に香港法人設 …
-
-
【コーヒーブレイク】日系企業が目を向ける先となったベトナムと香港の立場
ここ数年、商談等でお客様から相談される先として脚光を浴びているアジアの国は、香港 …
-
-
【 海外居住親族に係る扶養控除の改正② 】
前回の配信では海外に移住される親族について日本で扶養控除や配偶者控除等の適用を受 …
-
-
シャドーバンキングに走る香港の住宅購入者
数ある香港の特色を挙げると、その中には必ず世界的に(悪評で知られる)高額な不動産 …
-
-
HSBC CEOが発表した「大きな決断」
世界最大の金融グループのひとつであるHSBCホールディングス。 CEOであるスチ …
-
-
【NHKで預金封鎖、財産税の特集が放送されました】
HSBCお助け支店ブログで、NHKが放送した預金封鎖の動画がアップされています。 …
-
-
株式売却の落とし穴
日本に恒久的施設を持たない法人は、通常は日本税制から見て“圏外”と考えられる傾向 …
-
-
酒税法改正の動き、我々のビールにも。
日本であろうが海外であろうが、仕事や運動などの後に飲むビールは最高です。 季節的 …
- PREV
- 国税調査を行うまでに起こる3つのステップ
- NEXT
- 香港・海外法人設立 無料電話相談のご案内

