香港の台風警報について
ほぼ一年に渡って日本で言う”真夏日”が続く香港ですが、やはりこの時期(7月~9月)になると、日本と同様、その他の月よりも多く台風が接近します。
皆様は、香港ではこれら台風の強度を示す尺度として番号表示(シグナル)の警報がある事をご存知でしょうか?
この警報は5段階の強度に分かれております。
以下詳細:
◎シグナル1⇒ 警戒準備段階
◎シグナル3⇒ 強風警告段階(幼稚園が休園、またマカオなどへの船便欠航します)
◎シグナル8⇒ 暴風シグナル(学校、商店、オフィスなどがクローズ、公共交通機関は全面的にストップします)
◎シグナル9&10⇒(香港を直撃し、被害が大きくなると想定される場合に発令する最大強度の警報シグナルとなります)
※ちなみに2,4~7は欠番。
尚、上記のシグナル8以上の警報発令がされた場合、香港労働署などは企業に対し以下のガイドラインを設けています。
・始業時刻前に警報が発令されたら出社義務は免除
・終業時刻3時間以上前に解除あるいは警報レベルが下がったら2時間以内に出社
・就業時間中に警報が発令されたら、台風シグナル8号の場合は帰宅させる、豪雨警報の場合は就業場所あるいは安全な場所で待機させる
・就業を免除した期間の賃金については控除しない
但し上記はあくまでガイドラインであり、法的強制力はございません。
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
香港で行う資金調達 IPOの改定項目が与える影響とは?(2)
以前も何回か香港での上場に関する記事を投稿させて頂いたこともありますが、昨今では …
-
-
香港法人の清算について 1
香港法における法人の清算とは、法人の業務を閉鎖し、法人の全資産を最初に債権者へ、 …
-
-
改めて、移転価格とその調査について
移転価格調査と言うのは通常の税務調査の中でも非常に特殊分野に入る専門調査です。従 …
-
-
【 香港の労働基準 】
香港への(事業)進出形態は多岐に分かれておりますので特定は出来ませんが、こと実業 …
-
-
海外で退職する社員の退職金はどうする?
例えば会社の海外現地法人などの責任者として赴任させた社員が現地で退職を迎えるよう …
-
-
香港、史上初のロックダウン導入
欧米各国では新型コロナの再拡大を受けて様々な国で「ロックダウン」が実施されていま …
-
-
駐在中の日本の健康保険の使用について
日本から海外に赴任となる場合、海外での生活をサポートする側面として保険手配は必須 …
-
-
香港の国際競争力の“低下”について
スイスのビジネススクールであるIMD(国際経済開発研究所)は毎年、世界中の国々( …
-
-
税制大綱発表前にもう一度考える。香港を利用した「節税」-1
毎年年末に掛けて日本国内の税理士業界は1年の大きな変化とされる「税制大綱」に関す …
-
-
香港での人材を採用する際に留意しなくてはならない“常識”
会社にとって「人材」と言うものは、国や地域が違っても、重要であることに変わりはあ …
- PREV
- 銀行口座開設及び維持に問題が発生した時のために
- NEXT
- 香港の競争力は世界第何位?
