ご相談事例 (繊維系貿易会社のケース)
弊社には日々、沢山の問い合わせが香港内、中国、そして日本などからやって参ります。
法人や個人など、それぞれ抱えていらっしゃる相談事は多種多様になりますが、しかしながら、それらの中には一定の”傾向性”なるものが見受けられる時もございます。
今回ご紹介させて頂くケースは、こちらで法人を設立して(香港法人様)会計記帳業務に関するものでございました。
この会社様は繊維系の貿易業を生業とされていて既に香港で15年を超える営業歴を持たれていらっしゃるのですが、進出をされる際、当時は現地(香港)に関する情報が自社ソースで発掘出来ず、その為、(取引のある)国内銀行のツテを頼って地場の会計事務所を選定しました。
もともと商社であるということもあり、英語などを喋れる人材が居たことで言葉の面などは余り大きな障害もなかったとのことなのですが、こと「会計」に関する部分は日本から派遣される方々は誰も彼も専門外•••。ゆえにこの会計事務所に業務の全てを丸投げをしていたとのことです。当然のことながら、関係が深くなるにつれ、長い間(料金などの)見直しなどは行って来ませんでした。
お客様は、(現行の)会計事務所が提示するお値段が”一般的な水準のものであるだろう”との認識をぼんやりとイメージしていたとの事ですが、そこで今回弊社がご相談を承った所、それは実に現在の市場価格の「2倍強」のものであることが判明しました。
また月次決算数字集計から月次財務諸表作成に要する時間も、資料提出から3週間(通常であれば5営業日程度)も掛かっても出て来ない時もあるとの事で、それらの部分に関するアドバイスをご案内させて頂いた次第です。
このように料金やサービスの内容は常にアップデートされて置かないと、固定費の部分で利益を食い潰して行く事になり兼ねません。
CCM香港ではこうした部分に関するお手伝いを積極的に行っておりますのでお気軽にご連絡頂ければ幸いです。
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
【日本の税制調査会の動向(2)】
今回は『脱税』と『脱税回避行為』に関してご案内です。 ◆『脱税』 『脱税』とは、 …
-
-
海外子会社の経営管理をサポートする際の移転価格上の判断について
経営管理サポートを海外子会社に対して提供する場合の注意点と言うものは何でしょうか …
-
-
香港の資産も詳細申告が必要?『国外財産調書』の提出状況
香港やシンガポールと言った、俗にいう“タックスヘイブン地域・国”に資産を持つ日本 …
-
-
次回の海外法人設立個別相談会(無料)は、2017年1月開催予定です。
みなさま、こんにちは。CCM香港スタッフです。 CCM香港では定期的に香港法人設 …
-
-
香港ビジネス活用術ウェビナー 12/12(水)開催
今年最後の無料ウェビナーの開催日が決定いたしましたので、お知らせいたします。 今 …
-
-
【 中国のビザの種類について 】
中国で発行される主なビザ4種類の内容、違いについてご案内します。 【 Lビザ …
-
-
マイナンバー制度施行で自治体パンクの顛末
ネットや新聞・雑誌などでも既に報道されていますが、事前から懸念されていたマイナン …
-
-
【本社機能の海外移転スキーム(三角合併)のステップと留意点】
本社、特に本社が提供する機能の海外への移転に関しましては昨今様々な企業様の間で検 …
-
-
国外財産調書制度に続き、財産債務調書も義務付け
【次から次へと続く、国からの“調書”】 税制改正の度に続々と税務当局から出される …
-
-
中国での個人所得税
中国に赴任になる方々が注意しなくてはならないことの中のもうひとつは、中国に於ける …