中国との関係に揺れる香港と台湾
度々、このブログでも取り上げているテーマですが、現在、“中国との関係“を、最大の緊張を持って対峙しているところがあるとすれば、それは香港と台湾であることに異論を挟む方は少ないでしょう。
具体的な事例を挙げれば既に香港では政府間レベルに限ると中国に対して一種の“レームダック化(=死に体)“してしまっており、打ち出す政策の多くは北京(共産党)の指示に従って導入されていると言うのが当地に住む香港人たちの共通認識となっていますし、その香港から距離にして約730km離れている台湾も、今年の8月以降、中国当局が香港から台湾に亡命目的(?)で渡航しようとした活動家たちを相次いで逮捕するなどの動きがあり、以降、大陸の威圧感が大きくなっている流れに対してより一層の警戒感を強めているような状況です。
本稿では、こうした緊張をベースに中国と対峙する双子的な関係である香港と台湾について、その根底に横たわる概念=一国二制度をベースに考察をして行きます。
詳しくはCCM香港HP
【“香港問題“に自身を重ねる台湾と「
関連記事
-
【重要】CCM香港休業のお知らせ
平素は格別のお引きたてを賜り誠にありがとうございます。 弊社CCM香港は、下記の …
-
香港のDXの状況から見る日本の課題点
昨今では「デジタルトランスフォーメーション」(DX)という言葉が巷で良く聞かれる …
-
“隙“を突き続ける中国と香港が向き合わなくてはならない“窮状“
既に多くのメディアを通して発信されている情報ではありますが、新型コロナウィルスの …
-
香港で解雇された場合の補償金とは?
景気動向や従業員の業務上のパフォーマンスなどを原因として、会社から解雇を言い渡さ …
-
香港が纏う 『国際金融センター』 と言う評価軸
毎年春先に発表となる国際金融センターの順位ですが、これを調べる機関によっても順位 …
-
どうやったら税金は安くなるのか?(海外法人利用の場合)
一部の国や地域は除くとして一般的に企業や個人にとって、「税金」と言うものは避けて …
-
新行政長官任命とマニフェストから見る香港
2022年7月1日、香港では5年ぶりの体制変更が行われました。今まで当地での政治 …
-
【コーヒーブレイク】 今年に導入が予定されている「消費税増税」について
消費税の増税がいよいよ今年実行される予定です。もともとの政府計画では本来、既に8 …
-
世界(アジア)は何故、このBEPSプロジェクトを推進することになったのか?ー1
昨今の租税を巡る国際的なムーブメントの中で特に重要なものと考えられている動きと言 …
-
オリンピックと香港
多くの障害を乗り越え、7月23日、東京オリンピックが開幕しました。一年延期となっ …