香港進出を前にして当地のビジネス環境を知るには?
香港がコロナからの全面開襟を宣言してからと言うもの、当地ではようやく官民での積極的なプロモーション活動がスタートしました。そうなると、ビジネスではそれまでペンディングになっていた様々なプロジェクトが“再発進“することを意味する訳ですが、その際のキーポイントと言うのは、当地の市場環境がどのように変わって来ていて、またどこに向かって行くのかを予見して置くことが重要です。
では、しっかりした“手堅い線“で企業の助けになる情報と言うのは、一体何処で探すのが良いものなのでしょう?
一般的に考えられるルートと言うのは変な偏りがない、所謂、“中立の立場“を取る政府関係の機関やそうした団体が発行するレポートの類いが最適です。何故ならば、そこには統計上の数字や既に酸いも甘いも経験している進出済み企業等へのアンケート、更には何年(何十年)にも渡って当地の特性などを調べ上げているエキスパートなどの所見等々…加えて、それらを纏めた包括的な展望であったり各セクターを題材としてさまざまな分析を施すデータ等々、まさに企業が聞きたい“生の情報“の宝庫と評価しても良いからです。
事実、こうした情報と言うのはこれからヒト・カネ・ジカンを投資することになる新規進出予定の企業様にとっては多くのメリットを得られるであろう有益なソースとなるのは必須であり、同時に失敗の可能性をかなりの割合で抑制出来ると言う効果も期待出来ると言っても言い過ぎではありません。
そこで今回と次回の2回に渡り、政府機関の一つである日本貿易振興機構(ジェトロ=JETRO)が今年の1月末に発行した調査資料を基として(香港進出を目指す)日本企業の認識すべき項目とその対処法について考察することにします。
詳しくはCCM香港HP
【コロナ明け宣言後にどのような動きが起こるものなのか?JETRO資料から見る2023年の香港ビジネスについて(1)】
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
香港を巡って激突する中国と英国
先月(6月)のほぼ1か月をかけて世界中に衝撃を与えた香港政府による『逃亡犯条例』 …
-
-
平成31年度の税制改正概要について-2
毎年の恒例行事でもありますが、昨年の12月、与党による次年度(平成31年)の税制 …
-
-
【マイナンバー(1)その種類と影響】
既に何度も取り上げているテーマですが、今回から2回に渡って改めてマイナンバー制度 …
-
-
香港子会社から配当を回収すると言うことについて
香港は軽課税地域であるため、色々と税関係の話に絡んでくる場所です。当Blogにお …
-
-
タックスヘイブン地域にない海外子会社にタックスヘイブン対策税制が適用されてしまったら
「タックスヘイブン対策税制」が該当される際にはその定義として税率が①20%未満の …
-
-
世界(アジア)は何故、このBEPSプロジェクトを推進することになったのか?-2
昨今の租税を巡る国際的なムーブメントの中で特に重要なものと考えられている動きと言 …
-
-
世界(アジア)は何故、このBEPSプロジェクトを推進することになったのか?ー1
昨今の租税を巡る国際的なムーブメントの中で特に重要なものと考えられている動きと言 …
-
-
またまた登場?来年度から導入が噂される「新出国税」
先月の26日、日経の紙面には日本の観光庁が新たな出国税を導入する検討に入ったとの …
-
-
香港政府の防疫措置の延長及び一部強化の情報
2020年12月15日時点の香港・マカオへの渡航制限、防疫措置情報です。 202 …
-
-
【コーヒーブレイク】 日産を襲った衝撃、カルロス・ゴーンの逮捕劇についてー1
11月19日、既に世間一般でも周知の通り、日産自動車の会長であるカルロス・ゴーン …