香港の納税者番号(マイナンバー)とは?
日本でも導入されたマイナンバー制度ですが、香港はイギリスの植民地時代より香港ID(Hong Kong Identity Card)が導入されてきました。
この香港IDは香港居住者に居住する11歳以上の全ての人が取得する身分証明です。
香港に居住する外国人も就労ビザや学生ビザを取得した際に、香港IDを取得するようになります。
この香港IDに記載されている番号が、香港のマイナンバーとなります。
個人に与えられた番号は一生変わる事はありません。
この番号が香港の納税番号になります。
香港IDカードとは?
個人を特定するID番号、氏名、顔写真、生年月日も記載されます。
ICチップの中には指紋情報も保存されています。
その為、香港出入国時はこの香港IDカードと指紋情報でイミグレーションを通過する事が出来ます。
日本人であっても香港ID保持者であれば、香港入出国時にパスポートの提示は不要です。
ビザ取得後7年間香港に継続して住むと「永住権」が取得でき、IDカードも香港永久性居民身分証(PIC)に切り替わります。
永住権を取得するまでの身分証は、香港居民身分証となります。
香港IDカードが必要となる時は?
・香港IDカードは携帯義務があります
・銀行口座開設
・病院での診察
・住居の契約
・携帯電話の契約
・就業先への提出
・保険や年金の申し込み
・学校
・香港法人設立
・税務申告
・運転免許取得(免許番号は香港IDと同じ番号です)
など、香港生活には欠かせない身分証明書となります。
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