CCM香港 スタッフブログ|香港法人、オフショア法人を設立・仮想通貨の活用するための最新情報

新会社法設定からSCR施行までの背景

2014年、香港ではそれまで約80年以上使用されていた会社の“背骨”たる会社法(香港法第32章)が改正され、新会社法として(法律上では“香港法第622章”)再出発が成されました。そして今年、この新会社法に対して更なる修正事項として、より対外的に透明性を増すようにすると言う大義名分のもとに、「重要支配者登録」(英語表記:Significant Controllers Register=以下“SCR”と表記)が香港の現地法人に義務付けられることになったのは記憶に新しいところです。

もともとの法律である旧会社法が1932年に制定され、以来、修正・加筆の連続によって“つぎはぎ型”と揶揄される向きがあった為に、この旧会社法の基本部分以外を全て破棄する形となった新会社法ではありましたが、やはりそれでも時代の動きに合わせる為の追加事項は必要だったようです。

本稿では香港の旧会社法から新会社法への変更点と、またそのエッセンスが色濃く残る上記SCRの流れについて考察します。

詳しくはCCM香港HP
香港が躍起になって取り組む会社法の行き着く先とは?

 - お役立ち情報, 法律, 香港法人 , ,

↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓

にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へにほんブログ村 経営ブログ 海外進出支援・海外支援へ

  関連記事

no image
香港競馬から見る、コロナ禍における我が国のオリンピック対策の乏しさ

ご存知の通り、東京オリンピックはどうやら“強行開催“の線が強くなったようです。 …

banner_meeting
9月の法人設立個別相談会のお知らせ

みなさま、こんにちは。CCM香港スタッフです。 CCM香港では定期的に香港法人設 …

no image
香港の政治の変遷と今後の方向性について

香港は1997年に英国から中国へ返還され、その後“50年間“と言う前提条件で「一 …

no image
海外で使用するお土産って消費税は免除?

海外赴任が決定し、今まさに“これから出国“と言うような方々の中には、赴任先でこれ …

no image
またまた登場?来年度から導入が噂される「新出国税」

先月の26日、日経の紙面には日本の観光庁が新たな出国税を導入する検討に入ったとの …

no image
タックスヘイブン対策税制上、唯一例外とされる”統括会社”とは?

香港は税率が法人税、個人所得税共に20%以下であると言う事実もありますので、&# …

no image
中国企業から見た直接投資先としての香港の価値

多くの切り口として日本をベースに考え、その“投資先”と言う括りで外国を評価するリ …

no image
今更聞けない香港ビジネス基礎事項④ ~シェルフカンパニー~

お客様が香港法人設立を相談されるとき、よく会計事務所や法律事務所、或いは設立サポ …

no image
改めて、移転価格とその調査について

移転価格調査と言うのは通常の税務調査の中でも非常に特殊分野に入る専門調査です。従 …

no image
香港人の“日本愛“の象徴:日本発信のキャラクター達

香港人に『日本のイメージ』を問うとしたら、恐らくその中には日本のアニメやその中で …