香港 – 2014年度 IPO資金調達額で世界第2位に
Big4の一角であるアーンスト&ヤング会計事務所の報告によれば、2014年、香港市場で新規株式公開(IPO)を行って上場した企業が調達した資金額が280億8000万米ドルとなり、730億4000万米ドルのニューヨーク市場に次いで世界第2位となったとの事です。
香港のポジションは昨年同様のもの(2013年も世界第2位)ではあるものの、その調達額の伸びは昨年比で32%超も上乗せしており、これによって香港が”依然として”強固な資金調達市場の地位を保っている事が証明されました。
しかしながら、今年の伸びの主要因は中国系の大企業によるIPOが相次いだ為との認識が市場には強く、(今後も同国の企業が中心的役割を果たすとは言え)来年は上場対象企業の規模そのものがやや”小振りになる”との見通しゆえに今年の実績よりも大よそ10%程度ダウンした額(250億米ドル前後)に落ち着くだろうと推測されています。
以下、新規株式公開に於ける代表的な市場の順位とその資金調達額:
1位:米国ニューヨーク市場(730億4000万米ドル)
2位:香港市場(280億8000万米ドル)
3位:米国ナスダック市場(210億7000万米ドル)
4位:ロンドン市場(190億4000万米ドル)
5位:豪州市場(160億米ドル)
ただ、日本市場がこの中にひとつも入っていないという事実を確認することは、何とも寂しい限りではあります。
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
『一帯一路』に組み込まれて行く香港
中国国家主席である習近平の壮大な構想によって2013年にスタートした中国の『一帯 …
-
-
香港を巡って激突する中国と英国
先月(6月)のほぼ1か月をかけて世界中に衝撃を与えた香港政府による『逃亡犯条例』 …
-
-
香港居住者の自家用車での行き来が大幅緩和<香港ー港珠澳大橋間>
香港とその周辺地域、特に深圳や珠海、或いは澳門(マカオ)と言う地域は従来の交通手 …
-
-
今、改めて香港のデモと中国の対立を考える
今年は“コロナに明けコロナに暮れる“と形容しても良い程、まさに未曾有の一年となり …
-
-
香港の税制を有効利用して見る方法
香港やシンガポールと言った地域・国は俗に言うタックスヘイブン地域となる訳ですが、 …
-
-
香港上場(IPO)手法の中に見られる『裏口上場』とは?
上場起債額が世界でトップと言える香港。上場先はメインボードとGEMボードの二つに …
-
-
2016年、大きく変化した銀行口座模様
2016年もあともう数日を残すばかりとなりました。弊社のような海外法人設立を行な …
-
-
出資比率に応じて変化するタックスヘイブン税制の取扱い(今年からいよいよ導入)
「香港」と言う地域を税務目線で見て行きますと、結論として「税務調査対象先」として …
-
-
日本の「ワクチン検査パッケージ制度」に香港のワクチン接種は有効か?
昨今では、日本のみならずアジア諸国を中心として新型コロナウィルス感染症に対する対 …
-
-
通常の法人税と移転価格、その「調査」の違いとは?
「移転価格」と言うものは英語でTransfer Pricingと言い、企業相手の …
- PREV
- オンショア所得とオフショア所得
- NEXT
- 中国現地法人駐在者への給与送金について
