香港法人の会社秘書役業務(カンパニーセクレタリーサービス)とは?
香港法人の会社秘書役業務(カンパニーセクレタリーサービス)とは?
<お問い合わせ>
日本から香港に海外進出しようと思っています。
幾つかの会計事務所や弁護士事務所、そしてビジネスサポート会社のウェブを拝見させて頂きましたが、香港に会社を設立する項目の中に『会社秘書役業務/カンパニーセクレタリーサービス』と言うものがありますが、こちらは一体何なのでしょうか?
通常の電話応対や社長秘書のような秘書業務ならば、香港に駐在しないので私が計画している香港進出の規模からして必要ないのですが?
<CCMスタッフより>
香港で言うこの『会社秘書役業務』と言うのは、日本の皆様が一般的に想像される社長などの秘書(例:スケジュールの管理など)ではありません。
この『秘書役業務』が提供する仕事の内容と言うものは、丁度日本で言う行政書士の仕事を行うサービスに相当すると言った方がより正確です。具体的には年一度香港政府に提出をする年次報告書(Annual Return)の作成や役員変更を行う記録文書を作る事であったり、会社の配当額を決め、その承認を会社役員が行なう議事録を作成する事であったり、法人そのものの設立や登録抹消を行う業務であったり…こうした事を一手に引き受ける業務を言います。
香港では会社法でこうした秘書業務を外部者(ビジネスコンサル会社、会計事務所、或いは弁護士事務所など)に依頼しなくてはならない事が謳われておりますので、これを設定しないと罰金などの対象になりますので気をつけて下さい。
CCM香港の法人秘書役サービスについてのお問い合わせはこちら
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
【2カ国で課税?日本と香港の双方の居住者となる場合】
香港では、1(課税)年度に180日以上、又は連続する2(課税)年度において300 …
-
-
香港の最新税制に関する概要の纏め
日本の元号も5月1日から「令和」になり、日本はこの“特需”を利用してマーケットに …
-
-
日本から脚光が当たり始めた香港の移転価格税制
結論めいた形の話を最初から言うと、数ある税制度の中で「移転価格」と言う分野につい …
-
-
【香港会社の減価償却費の計算方法及び償却率】
日本から来られる駐在員の方や出張者の方々から聞かれる質問の中には、表題のR …
-
-
いよいよ本格化(再開)する日本から香港へのビジネス進出
ここ数年、新型コロナウイルス感染症の影響により、日本と香港のビジネスは非常に厳し …
-
-
「移民法」可決と香港市民の思惑
丁度日本ではゴールデンウィークに入るその前日にあたる4月28日、香港立法会が香港 …
-
-
そんなに遅くても大丈夫?香港の税務申告について
香港や中国などと違い、日本では「3月」と言う月は結構な負荷が掛かる月です。何故な …
-
-
香港も入るタックスヘイブン地域の特性(1)
当Blogでも何度もご紹介させて頂いているお馴染みのテーマのひとつである「タック …
-
-
11月の法人設立個別相談会のお知らせ
みなさま、こんにちは。CCM香港スタッフです。 CCM香港では定期的に香港法人設 …
-
-
中国企業から見た直接投資先としての香港の価値
多くの切り口として日本をベースに考え、その“投資先”と言う括りで外国を評価するリ …
