今、改めて香港のデモと中国の対立を考える
今年は“コロナに明けコロナに暮れる“と形容しても良い程、まさに未曾有の一年となりました。この世界的なコロナ禍発生のために経済は痛み、結果として企業はこれまでの事業スタイルを根本から見直す状況へと追いやられるに至っています。こうした事もあり、昨年大きなトピックのひとつとしてアジアを席巻する形になっていた香港の抗議デモ(逃亡犯条例)はすっかり忘れ去られたようなものとなりつつあります。
しかしながら、現在でもこの一件に関する中国と香港(+欧米諸国)の戦いは依然として継続しており、予断を許すような状況ではありません。事実として「逃亡犯条例」の改正を伴う試みが挫折に終わった後、中国は香港の基本法そのものを破壊する「国家安全維持法」を制定することで、香港の自治権を本質的に無効化しました。
香港の一部アクティビスト達を中心として依然として抗戦を続けているとは言え、米国などのような中国の向こうを張る対抗勢力が本格的に香港の従来の立場をサポートしなければ、当地が享受して来た権利と言うものは遠くない将来の段階で潰えてしまう可能性は消えていません。今回は改めて香港が直面しているこの問題について、基本的な経緯をなぞる事で振り返って行きます。
詳しくはCCM香港HP
【香港の権利の封じ込めと中国の運命について】
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
新しい「5年」の始まり。そして香港はどう変わるのか?
半ば予想されていた事ではありましたが、5月8日、今年の7月1日以降5年間の行方を …
-
-
香港と戦争〜アヘン戦争
香港はその歴史の中でその時々の利権を“獲得せん“と動く、当時の大国間の中でその運 …
-
-
中央に背いた“活動家“たちの現状
今から遡ること7年、時は2014年の香港で中国政府が決定した選挙制度に対する抗議 …
-
-
何故、依然として香港は富裕層を惹きつけるのか?
富裕層にとって合法的に租税回避が出来る都市と言うのは非常に魅力的な場所としてその …
-
-
【重要】 CCM香港 休業日のお知らせ
平素は格別のお引きたてを賜り誠にありがとうございます。 弊社CCM香港は、下記の …
-
-
香港の納税者番号(マイナンバー)とは?
日本でも導入されたマイナンバー制度ですが、香港はイギリスの植民地時代より香港ID …
-
-
ユネスコが認定する、香港ジオ(地質)パーク
「香港」と言えば、まず一般的には美味しい食べ物が食べられる“グルメシティー”であ …
-
-
デジタル人民元都市化する香港と中国の思惑
永らく『国際金融センター』として名を馳せて来た香港ですが、昨今の中国(及び香港政 …
-
-
まかないご飯!in HK 明太子スパゲティを作ってみました!!
秋晴れの香港からお昼ごはんの話題をご紹介! 会社の冷蔵庫の中に戴き物の博多明太子 …
-
-
<コーヒーブレイク>ところ変われば?香港の「冠婚葬祭」について
洋の東西を問わず、「結婚式」や「葬儀」と言うものは人生にとって一大イベントです。 …
- PREV
- それでも引っ掛かる「移転価格税制」について
- NEXT
- 香港子会社から配当を回収すると言うことについて
