香港・中国日本人学校について
香港だけでなく中国国内でも家族帯同ケースの場合、悩みの種は尽きません。
特に日本人が集まる地域として良く挙がる香港や上海などの大都市は(物価の面はさて置き)、日本とそれ程変わらない生活環境を維持出来ますが、それより規模が小さくなる地域への転勤は、食べ物などを筆頭としてその変化が与えるインパクトは軽視出来ません。実際にこれら細々とした違いが日本人家族の大きなストレスの中心となり、泣く泣く帯同を諦める駐在者も多いとか。
その中でも特に学校教育に関しては、多くのご家族にとって帯同条件上、最大の関心事のひとつとなっています。
そこで今回は香港・中国に点在する日本人学校についてご案内させて頂きます。
この『日本人学校』とは、文部科学大臣認定を受けている私立学校のことを言い、現在までに香港に1校2拠点、中国では深圳、広州、上海、蘇州、大連、青島、天津、北京、杭州の9拠点まで拡がって参りました。
これらの学校で学ぶ生徒は編入と言う形で入学をするケースが殆どで、その入学条件と言うものも(国内で通常の義務教育を施された生徒にとっては)ほぼ無条件(日本国籍保有<※>、保護者同居、日本語能力程度)に近いものです。
但し、その入学金や授業料等諸費用は学校の所在地域やそれぞれの財政状況によって上下しており、入学金として10万円~25万円前後で収まっているのに対し、年間授業料は30万円弱から70万円前後と言う違いが見受けられます。
企業負担のケースが殆どとは言え、やはり外国での教育費というのは馬鹿にはなりませんね。
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
香港の生活を“支える”外国人メイドについて
香港で一度でも生活をした経験がある方であれば、この地がまさにアジアのメルティング …
-
-
ジョイントアカウント(共同口座)を保有している際の課税とは? -1
日頃、弊社に寄せられる問い合わせの中には様々なものがあります。 主流としてはやは …
-
-
香港の雨傘運動、この4年は何だったのか?
香港が中国からの圧力異議を示す形で市民間に拡がった2014年の「雨傘運動」、別名 …
-
-
金融サミット開催で“失地回復“を狙う香港
香港は言わずと知れた「国際金融センター」の一つである訳ですが、中国との政治的な軋 …
-
-
香港と『オリンピック』
新型コロナウィルスの旋風が世界中を駆け抜ける中でその結論が注目されていた東京オリ …
-
-
ユネスコが認定する、香港ジオ(地質)パーク
「香港」と言えば、まず一般的には美味しい食べ物が食べられる“グルメシティー”であ …
-
-
“先回りする“香港のWeb3.0時代を法律がどう捌くのか?
Web3.0時代の到来禍間近と言われる中、同時代を象徴する技術である「NFT」や …
-
-
『香港国家安全維持法』導入から3年経過:影響と現状の分析
『香港国家安全維持法』の導入から早くも3年が経過しました。導入当初の騒ぎは別とし …
-
-
香港の街並みにおける「看板」の課題
一般的に香港をイメージする際、多くの方々の念頭に先ず浮かぶ「光景」と言うのはあの …
-
-
香港で食べる『鶏と青菜の煮込みそば』鶏煨麺(ガイウィミン)
鶏と青菜の煮込みそば 鶏煨麺(ガイウィミン) Braised Noodles …
- PREV
- 香港の競争力は世界第何位?
- NEXT
- 香港の紙幣は3種類?
