CCM香港 スタッフブログ|香港法人、オフショア法人を設立・仮想通貨の活用するための最新情報

通常の法人税と移転価格、その「調査」の違いとは?

「移転価格」と言うものは英語でTransfer Pricingと言い、企業相手の税務相談や専門セミナー、或いは勉強会などではこの単語が略され“TP”などと表現されることもあります。ではこの「移転価格」一体が何を意味するのかと言うと、それはビジネスにおける法人での親子間、特に税制(及び税率)が異なる国に出先を持つ子会社等相手に親会社等が商売を行う際、税率の低い国の方に意図的に余剰とも言える利幅を乗せた価格設定を行い取引することを言います。

こうしたスキームを構築することで、企業は(グループとして)本社が所在する重課税国(例:日本)での税金を減らし、子会社が所在する軽課税国(香港やシンガポール)での納税額をコントロール出来ることが(ロジック上では)可能となります。勿論、こうした移転価格に対しては税務局側も細心の注意を払って企業のトランザクションを細かく見ていますし、企業側も企業側で第三者との取引と相違無い取引を親子間でも実践することで事の発生を抑制していますが、それでも時々この移転価格は、企業と税務局の「争点」として上がって来るものです。

ではこうした視点で物事を見た場合、この「争点」の基とな移転価格調査とは一体どのようなものなのでしょうか?通常の法人税調査と比較し、その違いについて触れて行きます。

詳しくはCCM香港HP
移転価格調査は法人税調査とどう違う?その概要について

 - お役立ち情報, 日本, 海外法人(オフショア法人), 税務, 税金・税務, 香港法人 , , ,

↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓

にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へにほんブログ村 経営ブログ 海外進出支援・海外支援へ

  関連記事

no image
ハローキティとGoogleの共通点?

日本発のキャラクターとして今では世界で圧倒的な人気を誇る、サンリオの『ハローキテ …

no image
それでも引っ掛かる「移転価格税制」について

海外との取引で一番注意しなくてはならない税制と言うのは、やはり「移転価格」と言う …

news-1172463_640
報道の乖離が著しい香港の現状とは?

域外に居住する層が得る香港情勢の情報の多くは「悲観」と言う言葉が一般的です。人権 …

no image
新会社法設定からSCR施行までの背景

2014年、香港ではそれまで約80年以上使用されていた会社の“背骨”たる会社法( …

no image
海外で銀行口座開設を行う際に心掛けて欲しいこと2

香港やシンガポールだけでなく、“タックスヘイブン”と称される低課税地域や国での銀 …

no image
市民の大移動?英国海外市民旅券の呼ぶ“波紋“

英国が受付を開始した香港市民に対する特別ビザである「英国海外市民旅券(BNO)」 …

no image
【 中国で課税対象とならない手当 】

海外赴任となりますと駐在者には国内では無いような” フリンジ・ベネフ …

no image
米中対立の展開の“鍵“を握ることになる香港

「中国国家安全法」が全人代で承認されてからと言うもの、香港を取り巻く状況と言うの …

no image
9月に迫る香港の「立法会「選挙の行方」

2020年5月に開幕した全人代で可決承認されることとなった『中国国家安全法』。 …

no image
海外子会社の経営管理をサポートする際の移転価格上の判断について

経営管理サポートを海外子会社に対して提供する場合の注意点と言うものは何でしょうか …