CCM香港 スタッフブログ|香港法人、オフショア法人を設立・仮想通貨の活用するための最新情報

国際金融都市で起こる動乱

ひょっとしたら今回の「逃亡犯条例」の改正案が可決されてしまうことで香港が香港としての主権を失い、 中国と言う巨人に完全に“呑み込まれた日”として未来永劫、人々の胸に記憶されるかも知れません。

今から5年前の2014年、香港は新しい行政長官を決定する為の普通選挙権を中国からの圧力で屈して諦めざるを得なかった過去があり、そして今回もまた、その力の前に対峙する状況に追いやられています。

6月9日と16日のデモ行進では103万人、200万人と言う膨大な数の人々がコーズウェイベイやアドミラルティ、そしてセントラルに集まり強い抵抗の意志表示を世界中に発信することになった訳ですが、この抵抗が中国相手に勝利するのかどうかと言う見通しは、改めてキャリー・ラム行政長官の宣言の通り(“延期”と表現)、依然としてハッキリとした方向性が見えて来ていません。

勿論、現時点では何も決まっていないと言うことではありますが、本稿及び次稿の2回に渡り、他の報道とは視点を少し変えた、香港における「逃亡犯条例」後の「国際金融センター(国際ハブ)としての行く末」について考察して行きます。

詳しくはCCM香港HP
逃亡犯条例と国際金融センター 〜香港は何処に行くのか?ー1

 - お役立ち情報, ニュース, 香港 , ,

↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓

にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へにほんブログ村 経営ブログ 海外進出支援・海外支援へ

  関連記事

no image
返還半期(25年)、宗主国目線から見る香港の動乱と今後

社会から影響を受けた個人の見方や考え方と言うものは、SNSなどが全盛となった今、 …

no image
香港政府が発表した“都市開発“とは?

香港にとって、中国に本当の意味で“組み入られる“と言う切っ掛けというのは、まさに …

no image
改めて「金融都市」としての発進を示唆した香港

香港ではほぼ毎年のように行われる“AFF”(Asian Financial Fo …

no image
それでも中国は香港に“手を出せない”

9月に入り香港の行政長官であるキャリー・ラムが全面的に「逃亡犯条例」を撤回したに …

no image
税制大綱発表前にもう一度考える。香港を利用した「節税」-1

毎年年末に掛けて日本国内の税理士業界は1年の大きな変化とされる「税制大綱」に関す …

no image
香港を道具としてバランスを取る英国と中国

1年前のことになりますが、英国政府が香港人の救済を目的としてBNO(英国海外市民 …

no image
平成31年度の税制改正概要について-1

毎年の恒例行事でもありますが、昨年の12月、与党による次年度(平成31年)の税制 …

no image
中国が発表した大湾区構想に巻き込まれる(?)香港

2019年2月18日、中国国務院(政府)は広東省と香港、マカオを一体化させるとす …

no image
香港で“お手伝いさん”を雇う際の基本事項

海外駐在となると様々な事を一から準備して行かなくてはならない為、駐在員自身やご家 …

no image
香港の構造上の有利点とは何か?-2

香港を世界有数の地位に押し上げたく構造上の有利な点と言うのは前回、ご案内した「金 …