日本から脚光が当たり始めた香港の移転価格税制
結論めいた形の話を最初から言うと、数ある税制度の中で「移転価格」と言う分野についてはかつて香港で関心が集まるようなことは有りませんでした。その理由は明白で、税率的に高い日本やアメリカを筆頭とした他のオンショア国にとってこの論点が課税漏れの点から深刻な争点となるのに対して、軽課税地域(国)として認識される香港(やシンガポール等)にとってはむしろこの流れは歓迎すべき要素であったからです。何故ならもともと香港のビジネススタイルの基本方針と言うものが“外資の誘致”と言うところに趣を置いており、故に多くの資金がこの国際金融センターの中で流通して来た訳です。
しかしながら近年、オンショア国からの圧力と言うものが徐々に顕在化して来たこともあり、従来の香港のスタンスにも見直しが必要と言う議論も出て参りました。結果、香港進出を行っている日本の企業様にとっても香港法人を軸とした商売のボリューム等によっては他国同様の移転価格税制に対する一定の準備が必要になって来る可能性があります。今回はその内容についてご紹介致します。
詳しくはCCM香港HP
【先進国の圧力?香港が1年前に打ち出した移転
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
国際金融都市で起こる動乱
2019年6月に起こった超大型デモは、そのスケールと同じくして香港と言う地域を揺 …
-
-
「金密輸対策」に本腰を入れ始めた財務省
昨年の11月初旬(2017年11月7日)、日本の財務省関税局はここ一年の間に急増 …
-
-
財務諸表でよく見られる中国企業共通の問題点
中国の企業の財務諸表上での問題点は多々あります。中国進出している日系企業でも、大 …
-
-
香港 – 2014年度 IPO資金調達額で世界第2位に
Big4の一角であるアーンスト&ヤング会計事務所の報告によれば、2014年、香港 …
-
-
香港における慈善機構の設立について
香港税務条例の第88条に基づき、公共性を有する慈善機構や信託団体は、税務局に別途 …
-
-
【 課税逃れ 特許移転にも網 】
9月1日付けの日経一面に、同上のタイトルで「 G20及びOECD(経済協力開発機 …
-
-
日本のように変化する?香港の環境問題事情
日本は世界でも最も清潔な国のひとつであることは今や誰もが認める日本の強力なセール …
-
-
良いビジネスコンサルタント会社の見分け方
日本のお客様から受ける問合せの中には香港でビジネス上良い取引先の選定のコツや質の …
-
-
日本採用の外国人スタッフの海外赴任による「在留資格」へのインパクト
日本から海外に駐在する方々は何も日本人だけに限りません。昨今では企業の大小を問わ …
-
-
支店として海外に進出する場合に留意しなくてはならない事
海外進出を検討されている企業は、一定の市場リサーチなどを終えた後に進出方法を決定 …
