「香港国家安全維持法」可決から見えて来る中国の“方向転換“
今回のタイトルにあるように、ここ数年、中国が香港に対して“牙を剥いた“一連の出来事と言うのは、一般的な見地からすると到底受け入れることが出来ないほどの“人権蹂躙“行為であり、世界第2位の経済大国にのし上がった国の中に存在する“裏(=真?)の顔“を露呈したものと見られています。
勿論、当の中国からすると、これらのことは(表面的には)必要に応じた対処を行なっただけと言う認識であり、自国のスタンスを冷静に俯瞰していると言う「体」を崩しませんが、ここに来て、幾つかの信憑性を伴う見方と言うものが事情通の間では実(まこと)しやかに囁かれ始めるようになって来ました。
その内のひとつは、“中国は度重なる(香港に関する)失政でいよいよ窮地に追い込まれつつある“と言うものや、権謀術数に長けた中国が香港を利用した形で何らかの「方向転換」を試みている等々…真偽の程は兎も角、本稿では今回の国家安全維持法制定からうっすらと見えて来ている将来の可能性について考察することとします。
詳しくはCCM香港HP
【失態を意図的に繰り返す(?)、
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
国際金融都市で起こる動乱
2019年6月に起こった超大型デモは、そのスケールと同じくして香港と言う地域を揺 …
-
-
香港での『禁酒令』発表への反発
3月23日、香港特別行政区の行政長官であるキャリー・ラム(林鄭月娥)氏が香港の新 …
-
-
通常の法人税と移転価格、その「調査」の違いとは?
「移転価格」と言うものは英語でTransfer Pricingと言い、企業相手の …
-
-
何故、依然として香港は富裕層を惹きつけるのか?
富裕層にとって合法的に租税回避が出来る都市と言うのは非常に魅力的な場所としてその …
-
-
「香港国家安全維持法」から「国家安全条例」にアップグレードする香港の管理
既にご存知の通り、2020年6月以降、香港は“それまでの香港“とは別れを告げ、宗 …
-
-
【コーヒーブレイク】「株式買収」と「資産買収」、海外進出をする時はどのような基準でどちらを選ぶのか?
新型コロナウィルス感染症の発生によって“パンデミック“が世界に拡がり、先の見通し …
-
-
コロナを含めた各種対応を迫られる香港政府の“深層“
9月に入って香港政府の新型コロナウィルス感染症の対応について大きな発表がありまし …
-
-
香港で食べる『鶏と青菜の煮込みそば』鶏煨麺(ガイウィミン)
鶏と青菜の煮込みそば 鶏煨麺(ガイウィミン) Braised Noodles …
-
-
香港周辺の地域、「マカオ(澳門)」とはどのような場所か?
香港に来られるお客様の中には、スケジュールが許せばフェリーで1時間強先のマカオ( …
-
-
税制大綱発表前にもう一度考える。香港を利用した「節税」-1
毎年年末に掛けて日本国内の税理士業界は1年の大きな変化とされる「税制大綱」に関す …