中国との関係に揺れる香港と台湾
度々、このブログでも取り上げているテーマですが、現在、“中国との関係“を、最大の緊張を持って対峙しているところがあるとすれば、それは香港と台湾であることに異論を挟む方は少ないでしょう。
具体的な事例を挙げれば既に香港では政府間レベルに限ると中国に対して一種の“レームダック化(=死に体)“してしまっており、打ち出す政策の多くは北京(共産党)の指示に従って導入されていると言うのが当地に住む香港人たちの共通認識となっていますし、その香港から距離にして約730km離れている台湾も、今年の8月以降、中国当局が香港から台湾に亡命目的(?)で渡航しようとした活動家たちを相次いで逮捕するなどの動きがあり、以降、大陸の威圧感が大きくなっている流れに対してより一層の警戒感を強めているような状況です。
本稿では、こうした緊張をベースに中国と対峙する双子的な関係である香港と台湾について、その根底に横たわる概念=一国二制度をベースに考察をして行きます。
詳しくはCCM香港HP
【“香港問題“に自身を重ねる台湾と「
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
新型コロナウィルス対策:『追加支援策』に見る香港と日本の違い-2
与党の一方である公明党の山口代表が4月15日、自民党安倍晋三首相に対して新型コロ …
-
-
今後の香港ビジネスの描き方
昨今の香港情勢を鑑みると、企業の経営サイドとして判断に困難を伴うと見るのが一般的 …
-
-
香港行政長官の“変遷”から見えて来るもの
1997年7月、香港は旧宗主国である英国から新しい宗主国となる中国へと返還されま …
-
-
「コロナウィルス」が呼び起こした“記憶”、香港が経験した伝染病に対峙した日本人たち
2月8日の各メディアのニュースで多くのヘッドラインを占有したのが「中国から香港へ …
-
-
今更聞けない香港ビジネス基礎事項① ~会社秘書役とは?~
香港で法人を設立する際、日本の方々が一様に戸惑われる事のひとつに『会社秘書役(C …
-
-
【コーヒーブレイク】「株式買収」と「資産買収」、海外進出をする時はどのような基準でどちらを選ぶのか?
新型コロナウィルス感染症の発生によって“パンデミック“が世界に拡がり、先の見通し …
-
-
“特別買収目的会社“が香港IPO市場を席巻する?
香港は言わずと知れた「国際金融センター」です。今まで世界中の企業が香港の演出する …
-
-
観光業テコ入れをスタートした香港とその懸念点
既に何度も触れている題材ではありますが、デモ運動から新型コロナウイルス感染症が流 …
-
-
香港開港宣言!今年から香港がようやく“近く“になる?
香港のコロナ対策は“終結を迎えた“と言っても間違いないと言える発表が、この程香港 …
-
-
あれから3年…「パナマ文書」と香港
2016年、香港のみならず世界中の人々を震撼させた「パナマ文書」。あの時の巨大な …
