【コーヒーブレイク】海外進出企業が陥る「罠」 〜何故、日本企業は成功出来ないのか?
世界がコロナ禍の状況に陥ってから早2年近くに経過しますが、日本のような島国であったり、香港のような1000万人弱の人口しか持ち得ない地域にとっては海外との接点を維持にして行くことは必要不可欠な要素です。何故なら、国内マーケットは既に“飽和“状態となっており、更にコロナ禍の影響により、生き残りをかけた過当競争がより一層激しく繰り広げられることが予見されるからです。
そういった環境を打開するには海外のマーケットにおいて、自国の市場環境を生き抜いた商品やサービスが他国の市場においてそのシェアを強奪(?)出来得る可能性は十分あり、あわよくば“独占する“と言う結果を夢見る事は自然な流れと言えるかも知れません。
特に商品力に絶対の自信を持つ日本企業は“良いものを作れば結果が連動する“と考える向きが強く、仮に実際に進出をした後の経過が思わしく無いような場合はその反動からか(?)、大きな“負のスパイラル“に陥る傾向が顕著となりがちです。
事実、多くの進出事例を精査すると、結局は“泣かず飛ばず“的な結果に帰結するケースには“枚挙にいとまが無い“と表現しても良い程ですが、ではこれは一体何故起こるのでしょうか?果たしてこれは偶然なのか?必然なのか?本稿ではその論点を中心として考察します。
詳しくはCCM香港HP
【認識違いがまた新しい「失敗例」を呼び込む?
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
香港政府主導でスタートした観光プロモーション活動と財政支出
香港にとってここ数年の受難は各方面に影響を与えることになりました。その多くは一般 …
-
-
弊社に寄せられる、よくある質問
海外法人設立を主体とする弊社業務は香港や中国を中心とした多くの質問が寄せられます …
-
-
配当金送付にかかる税率の差
日本から直接中国進出をされて、稼いだ利益を配当金として直接日本本社に送る場合と、 …
-
-
国際金融都市で起こる動乱
2019年6月に起こった超大型デモは、そのスケールと同じくして香港と言う地域を揺 …
-
-
今更聞けない香港ビジネス基礎事項③ ~ 香港進出をする3つの形態のメリット・デメリット ~
香港には様々な使い道がありますが、今回はその進出の形態とその際のメリット&デメリ …
-
-
香港で上場するには…
以前ほどでなくなったとは言え、依然として企業の『海外進出先』の中で中心的な位置に …
-
-
『香港国家安全維持法』導入から3年経過:影響と現状の分析
『香港国家安全維持法』の導入から早くも3年が経過しました。導入当初の騒ぎは別とし …
-
-
タックスヘイブン税制が企業に求める「文書化」の義務2
軽課税地域とされる香港は常に税務的な視点からオンショア国の標的になります。実際、 …
-
-
バイデン新政権誕生から発生する香港、台湾、日本の「憂鬱」
この2ヶ月強の間、世界はまさにアメリカ大統領選挙の行方に一喜一憂することになりま …
-
-
香港法人税、ついに一桁台に!
とうとうと言うか、遂に香港が法人税率一桁台の領域に踏み出す決心をしました。去る2 …
- PREV
- 中国は“香港を潰さない“という幾つかの根拠
- NEXT
- 宗主国派と旧宗主国派、“2極に分かれる“香港
