国際課税合意が香港にどのようなインパクトをもたらすのか?
香港は言わずと知れたタックスヘイブン地域です。当地はアジアで随一のシステムを装備していると言え、何かと比較されるシンガポールであっても(ほぼ同等の水準ではあれど)税率の面だけを厳密に判断すると香港には及びません(例:シンガポール法人税率17%に対し香港は16.5%)。
故に香港にはこうした税率の優遇面を背景として様々な理由で世界的に有名な企業が進出を果たしています。今回取り上げるテーマというのは表題の通り、先般同意に至った「国際課税」における大きな成果についてであり、この決定が与えるタックスヘイブン地域へのインパクトがどの程度のものとなるか?と言うことについて触れて行きます。
国際税務の世界では一部の巨大企業が暴利を貪る図式が常に懸案事項の一つとなっていましたが、今回の新税制ルール設定の為の議題として矛先が向けられていたのは米国のIT企業達=“GAFA“です。巧み手法で“税逃れ“とも取れる手法を駆使し、非常に高い収益率を保持し来たこれらのユニコーン企業達に対して各国の政府関係者達は一矢を報いる反撃を開始することになる訳ですが、その展開は果たして各国政府や税務局の思惑通りになるものでしょうか?
関係者達は一様に、この会合で決定された国際課税のルール変更がまさに“100年に一度“と評するほど大きなものとなると胸を張ります。また、これが本格的に導入・実施となった暁きには、香港などのタックスヘイブン地域・国にはどのようなインパクトを齎すものなのでしょうか?
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