香港の最近の税制改正について(2)
前回から引き継ぐテーマとして今回も取り扱う内容と言うのは香港に於ける「税制」となりますが、2回目となる今回の焦点としてスポットを当てるのは法人税制ではなく、個人に絡むもの、所謂、給与所得などを中心とした項目をご紹介して行くこととします。
香港では血気盛んに起業をする方々も決して珍しいタイプに入る訳ではありませんが、とは言っても従業員として自身の勤める会社から給料を受け取り、納税を行うと言う層が労働人口の主流を占めるのは他国同様と言えるでしょう。
そうなると、個人の関心事と言うものは自分が受け取るサラリーの額であるのは“言わずもがな“ではありますが、同時にそこから支出をする必要のある税金額と言うのも(負の意味で)念頭に置いている人たちも少なくないのは明らかなことです。
そこで今回のBlogでは、今年の第一四半期(2024年2月)で発表された2024/25年度の税制案を分析し、そこに盛り込まれた項目と言うものが一体どのようなものであるか?と言うことにフォーカスを当て、その内容について迫って行くことにします。
詳しくはCCM香港HP
【「税制改正」から見る香港の準備の概要とは?】
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
2025年から設定される雇用主の「負荷」=MPF新規定が与える影響(1)
20年以上前の話になりますが、香港では当時まで(日本で言う)年金に相当する制度は …
-
-
香港会社法 一部改正のお知らせ
香港の会社の制度を決めている機関と言うのはCompany Registryと言わ …
-
-
帰国に伴うMPF(強制退職金制度)の取扱いについて
香港では日本で言う確定拠出型の年金制度、所謂MPF(Mandatory Prov …
-
-
タックスヘイブン対策税制とは?
海外に法人を設立すると、必ず進出先の国の税制との絡みから検討項目のひとつとしてあ …
-
-
市民の大移動?英国海外市民旅券の呼ぶ“波紋“
英国が受付を開始した香港市民に対する特別ビザである「英国海外市民旅券(BNO)」 …
-
-
タックスヘイブン地域にない海外子会社にタックスヘイブン対策税制が適用されてしまったら
「タックスヘイブン対策税制」が該当される際にはその定義として税率が①20%未満の …
-
-
香港で証券市場の特色について
香港は『国際金融センター』として世界に対してその地位を確立していると言えます。 …
-
-
質問形式で明らかにする香港の魅力とは?
香港に住むメリットを一つだけ挙げろと言われたら、一体何を思い浮かべることでしょう …
-
-
「香港国家安全維持法」可決から見えて来る中国の“方向転換“
今回のタイトルにあるように、ここ数年、中国が香港に対して“牙を剥いた“一連の出来 …
-
-
日本から脚光が当たり始めた香港の移転価格税制
結論めいた形の話を最初から言うと、数ある税制度の中で「移転価格」と言う分野につい …
- PREV
- 香港の最近の税制改正について(1)
- NEXT
- 5つの分野から構成される香港の産業について
