香港居住者の自家用車での行き来が大幅緩和<香港ー港珠澳大橋間>
香港とその周辺地域、特に深圳や珠海、或いは澳門(マカオ)と言う地域は従来の交通手段である電車や車、フェリーを使用すればおおよそ1時間圏内で到着することが出来ます。それが次第に“高速化“し始めたのがコロナ禍の最中以降からとなる訳ですが、その関連でこのほど香港居住者の所有する自家用車が香港・珠海・澳門間に跨る港珠澳大橋を経由し香港と広東省間を移動できる「港車北上」の利用開始(=申請受付)を香港特別行政区政府は発表しました。これが承認される対象となる香港居住者の自家用車は、申請受付開始日から丁度ひと月後に当たる7月1日からこのテリトリーを“自由に“移動することができるようになります。
これはどういうことなのかと言うと(今までのやり方としては)こうしたルートの行き来をする車両と言うのには“ダブルナンバー制度“と言うものが存在しており、具体的には香港から中国側、或いは中国から香港側への行き来について異なる車両番号の保持を求められていたのです。今回は華南大湾区の経済帯において重要な進展となるやも知れないこの制度の資格・条件等に触れて見ることにします。
詳しくはCCM香港HP
【一層の経済交流の活性化用インフラが充実して
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
果たして第二の香港となれるか?大湾区プロジェクトからの展望を見る
世界の目から見ても、香港の金融機能はアジア諸国の中でも非常に洗練され、また発展さ …
-
-
香港とシンガポール、改めてその違いを考える
香港とシンガポールはお互いがお互いを意識し、競争を繰り返すことでレベルアップを図 …
-
-
香港で高級車や電気自動車を良く見る訳
香港を観光されると一部の観察力が鋭い方の中には香港の道路を走る自動車がかなりの割 …
-
-
最早,役職ならぬ“厄職“化?『香港行政長官』と言う仕事
既に多くのメディアでもカバーされていることではありますが、香港の現職行政長官であ …
-
-
日本と香港で共同プロジェクト「Blue Island憂鬱之島」制作の行方
“表現の自由“と言う観点は西側に居る我々日本人や欧米人にとって当たり前のことであ …
-
-
香港であるお祭り&催事についてご紹介
香港でも日本同様、一年を基準に考えるとその季節ごとに様々なお祭りや催事があり市民 …
-
-
基礎から学ぶ、「香港」と言うテリトリー
「逃亡犯条例」の改定の一件で、余り宜しくないイメージが付いてしまっている感のある …
-
-
未来の香港は一体どう言う姿と役割になっているのか?
香港はその外観から判断するとまさに世界有数の“国際都市“と呼ぶに相応しいところで …
-
-
「コロナウィルス」が呼び起こした“記憶”、香港が経験した伝染病に対峙した日本人たち
2月8日の各メディアのニュースで多くのヘッドラインを占有したのが「中国から香港へ …
-
-
香港で発生したオミクロン株感染2例について
この2年に渡って世界を席巻して来た新型コロナウィルス感染症の影響がようやく沈静化 …
- PREV
- 観光業テコ入れをスタートした香港とその懸念点
- NEXT
- 福島第一原発処理水に対する香港政府のスタンス
