【消費増税8%⇒10%の導入時期、正式決定】
消費再増税の時期が参院本会議で遂に可決と言う運びになりました。
昨年の景気に決して小さくないインパクトを残す形となった8%への消費増税から3年と言うインターバルを経て導入と言うことになる訳ですが、ここで重要なのは、今回の増税は、例えその時の景気が如何に悪化してしまったとしても、(前回の)延期を行うような条項(景気条項)を”削除している”と言う事です。
つまり見方を変えればそれだけ国の財政が切迫してしまっていると言う事であり、仮にそれまでの間に好景気感を”装う”ことが出来たとしても、(結果的には)日本経済は益々混迷の度合いを強めて行くのかも知れません。
実際、これ(5%⇒8%⇒10%)を通した現政権の任期も終了時期を迎える訳ですから”負の遺産”を次期政権に残して自分達はエグジット(脱出)と考えられなくも(?)ありませんね。
さて、この顚末は国政の歴史の中で最終的にはどう評価されるのでしょうか?
【消費再増税、延期確定=「景気条項」削除―税制改正法が成立 Yahooニュース】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150331-00000123-jij-pol
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
【コーヒーブレイク】日系企業が目を向ける先となったベトナムと香港の立場
ここ数年、商談等でお客様から相談される先として脚光を浴びているアジアの国は、香港 …
-
-
12月の法人設立個別相談会のお知らせ
みなさま、こんにちは。CCM香港スタッフです。 CCM香港では定期的に香港法人設 …
-
-
日本の生命保険に関する税法上の違いとは?
昨今では国を跨る様々な法的規制の整備や商品提供を行う側の商業的な目的が優先されて …
-
-
海外財産トラブル!亡くなった家族の遺産相続はどうすれば?
【ポイントその1】 遺産税はゼロ 2006年2月11日以降に亡くなられた方につい …
-
-
海外子会社同士を合併させようとした場合に気をつけなくてはならない税法
海外のオペレーションは進出国のビジネス事情などを折りに付け確認しながら方向性に“ …
-
-
【マイナンバー(1)その種類と影響】
既に何度も取り上げているテーマですが、今回から2回に渡って改めてマイナンバー制度 …
-
-
香港は「グローバル教育」実践の場?
海外赴任となると、国内での勝手とは違い、自分自身の仕事も責任範囲が拡大する為それ …
-
-
香港での法人設立維持費用には何故業者によってバラツキが大きいのか?
香港に事業進出を検討する際、当然の検討事項として上がるものは法人設立に関すること …
-
-
インターネットを利用したビジネスの“落とし穴”
グローバルな環境においても各国の税制と言うものはそこに居住される方々にとって厳し …
-
-
マイナンバー準備の現状と今後注意しておくべき税制
“国民総背番号制”と言う制度であるマイナンバーがいよいよ来年から本格的にスタート …
- PREV
- 【マイナンバー(2)海外居住者取扱いと個人番号カード】
- NEXT
- "出国税"が摘む(?)日本の将来
