【香港-梁行政長官による施政報告】
日本でもメディアを通して情報が届いていらっしゃると思いますので詳細は省きますが、2015年1月14日、香港政府の梁振英長官が香港立法会で施政報告を行いました。
幾つかの要点から構成されたこの報告ではありましたが、その中で特に日本の投資家様の関心を惹く項目がひとつございましたのでご案内します。
それは今迄政府として受付をしていた「資本投資移民ビザ」に関したもので、施政報告の翌日となる15日から、その受付(新規)を “当面の間” 停止すると言うものです。
この「資本投資移民ビザ」と言う制度は、申請者一人当たりに対して1000万香港ドル(日本円換算ですと大よそ1億5000万円)を超える投資を要求するのですが、その投資額の代わりに香港政府が申請者に対して移民ステイタスを保証するというものです。
この停止の理由として梁行政長官は「(香港には)投資資金の不足を感じていない」と語ったそうですが、果たして本件どのような展開となるのか注目です。
事実、香港金融界などからはその声明に対して影響を懸念する声も早速上がっているとの事。
勿論、”当面の間…”と言う含みを持たせた表現に留めているので、未来永劫そのままであると言うことではございませんが、香港に何等かの関係がある方々にとっては先行きが注目されるテーマのひとつである事は違いありません。
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
海外駐在期間が短縮された場合と延長になった場合の対応
駐在の期間変更と言うのは時と場合によって発生する可能性があります。例えば当初、一 …
-
-
インタラクティブ・ブローカーズ証券(IB証券)香港で法人用投資口座を開設するには?
日本居住者が海外の証券口座を開設したい場合の選択肢として、香港のInteract …
-
-
香港の製造子会社 タックスヘイブン対策税制対象外?
本日(12月6日)の日経新聞朝刊によると政府・与党はどうやら来年の税制改正大綱で …
-
-
香港会社法 一部改正のお知らせ
香港の会社の制度を決めている機関と言うのはCompany Registryと言わ …
-
-
今年の雇用関連条例の変更点とは何なのか?
香港でも労働者の待遇については都度、ハイレベルなステージ(例:立法会等)で審議さ …
-
-
香港法人・オフショア法人設立 個別相談会開催 東京
CCM香港では定期的に香港法人設立、オフショア法人設立の為の個別相談会を開催して …
-
-
香港MPF最高収入限度額変更
2000年12月から香港で導入されている公的制度のひとつであるMPF(=香港強制 …
-
-
香港・海外進出時に重要な事と言うのは?
香港のみならず海外進出をされる際はマーケットリサーチを筆頭とした様々な項目を事前 …
-
-
オンラインセミナー 開催のお知らせ 香港法人ビジネス活用術<香港法人編>
みなさん、こんにちは。CCM香港スタッフです。 2月22日(水)に開催する、香港 …
-
-
今、改めて…香港で法人を作るメリットとは?
国際金融センターとしてニューヨークやロンドンと並び、依然として香港の地位は非常に …
- PREV
- 【香港の会計士の数を構成する理由とは?】
- NEXT
- 香港にあの"109"が進出!