中国の『圧力』と大手外資企業の判断
香港で継続的に発生しているデモによる社会不安は当地に進出を行っている外資企業、特に大手の間でも対応スタンスの違い(各社による傾向性)が顕著になって来ました。Bloomberg等の記事によると大手会計法人の中の一社であるKPMGは香港の従業員に対してデモ活動について公の場で発言することが無いように指示しただけでなく、会社として(香港を統治する)中国の政策を全面的に支持することを表明し、またこのKPMGと並ぶBig4の一社であるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)も同様のメッセージを従業員に通達していたとのことのようです。
このように、一部の大手の企業の決断と言うのは香港を通して中国の市場の維持を試みるものであり、結果、少なくとも表面上は中国共産党の描く「世界観」を追従するものとなっています。本稿では、こうした会計業界の大手やそれ以外の業界大手企業の打ち出したポリシーの違いから、香港を取り巻くビジネス状況と言うものを横断的に見て行きます。
詳しくはCCM香港HP
【『中国優先』のスタンス?外資大手企業、
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
1884年以来の天災(?)、香港の台風強度とその種類
香港の立地的な条件からすると、これは我が国同様、基本的には毎夏のこの時期において …
-
-
「香港国家安全維持法」から「国家安全条例」にアップグレードする香港の管理
既にご存知の通り、2020年6月以降、香港は“それまでの香港“とは別れを告げ、宗 …
-
-
【香港を撤退(香港法人を清算)する際の方法について】
香港法人の業績や役割が、当初計画していた目標(値)などを達成出来なかった場合、当 …
-
-
香港法人の清算について 1
香港法における法人の清算とは、法人の業務を閉鎖し、法人の全資産を最初に債権者へ、 …
-
-
香港会計・税制・税金のまとめ-1
香港を会計や税制、あるいは税金と言う括りで眺めて行くと、日本などのオンショアマー …
-
-
香港IPO、今こそが『旬』?
昨今の香港の状況は、経済学者や金融の専門家の言葉を借りるまでもなく、厳しい評価を …
-
-
香港の価値を多面的に考えるとどう言う『結論』へと至るのか?
ひと言で香港の『長所』は何か?と問われたとしたら貴方は一体どのように返答するでし …
-
-
色々と課題点が多い?『一帯一路』と『CEPA』の現状(1)
2000年初頭、香港が中国の“アンテナ的“な立ち位置となって貿易や金融などを中心 …
-
-
香港ビジネス活用術ウェビナー 1/24(木)開催
今年最初の無料ウェビナーの開催日が決定いたしましたので、お知らせいたします。 仮 …
-
-
移転価格(Transfer Pricing)文章を作成する事とは?
上場企業などの一定のビジネス規模を持ち、且つ海外展開を行なっている企業様において …
