1884年以来の天災(?)、香港の台風強度とその種類
香港の立地的な条件からすると、これは我が国同様、基本的には毎夏のこの時期においては台風の“通り道“となっていることもあり、その大小はともかく、何度も通る台風の来襲について香港在住者が驚くことは余りありません。むしろ、細かく設定されている「シグナル」システムにより、台風などによってダメージを受ける可能性のある都市機能を効率的に防御する体制は当地で整っており、故にセキュリティーの観点から言っても香港と言うのはかなりの「高得点」が与えられるような大都市であると称しても間違いではありません。
しかしながら、今回発生した台風9号Saola(サオラー)と11号Haikui(ハイクイ)が与えたインパクトと言うものは、まさに想像を絶するレベルのものであり、ニュースなどで中継されていた動画をご覧になられた方々は一様に衝撃を憶えたのではないかと思われます。その風景はまさに「地獄絵図」と言う言葉で形容するに相応しく、矢のような水量に足を取られて転倒する通行人達を筆頭に、水没するタクシーや車、またMTR(香港の地下鉄)駅の構内にはまるで滝のような濁流がなだれ込むと言ったような凄まじいものとなりました。
今回のBlogでは、改めて香港の台風を定義する「シグナル」システムをご紹介し、また今回の台風を定義した黒雨警報(ブラックレイン)他、それ以外の災害状況に対する香港天文台の「セキュリティー・メイジャー」の定義や基準についてご説明することにします。
詳しくはCCM香港HP
【台風災害時に発動する香港の“
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
香港を存分に活用することで見るビジネス展開とは?
中国でのビジネスを考えるとき、必ずその前提として多くの方々の脳裏に浮かぶ都市が2 …
-
-
日本福岡県発の香港新ビジネスを利用しています
今月からCCM香港のオフィスでは、レンタルフラワーのサービスを利用し始めました。 …
-
-
タックスヘイブン税制での裁判事例とは?
「タックスヘイブン税制」とは、正式名称として「外国子会社合算税制」の事を言います …
-
-
BVI法人清算に関する質問事例紹介
質問: BVI法人設立してから数年経つのですが、当初描いていたようなビジネスが中 …
-
-
香港と日本の関係。「平成」を振り返ることで「令和」を想う
2019年5月1日、我国の歴史の中で“大きな変化”が訪れました。それは、過去30 …
-
-
国外財産調書制度に続き、財産債務調書も義務付け
【次から次へと続く、国からの“調書”】 税制改正の度に続々と税務当局から出される …
-
-
香港のコロナ禍対策、次の展開とは?
香港の新型コロナウィルス感染症対策の新基準が今年の9月26日に決定しました。それ …
-
-
無縁だったある税制の方向転換:香港の「移転価格」について
香港は、自由貿易と低税率を特徴とする国際的な金融センターとして知られており、多国 …
-
-
留まるべきか、離れるべきか?香港の水面下では一体何が起こっているのか?
香港の現状と言うのはコロナ禍と言うこともあり、デモなどが巻き起こした昨年の「混乱 …
-
-
観光するなら今がシーズンイン!いつもと少し違った香港の往訪場所は如何?
香港への観光を考える時、定番的な場所(=観光スポット)や楽しみ方と言うのは“多々 …
- PREV
- 香港で証券市場の特色について
- NEXT
- 香港であるお祭り&催事についてご紹介