CCM香港 スタッフブログ|香港法人、オフショア法人を設立・仮想通貨の活用するための最新情報

香港は何故、中国にとってOne&Onlyであるのか?

既に日本でも大体的に報道がされたことですが、去る7月1日、香港では新しい行政長官の就任を祝う公式行事が執り行われました。この式典を祝うために、北京からはあの中国共産党のトップである習近平国家主席も参加し華を添える形になったわけですが、この習主席が高らかに宣言した“香港の未来“と言うものは、あくまでCCPが目指す一方向的なものであり、より一層の繁栄を謳うにはやや脆弱である印象が残ります。

事実、統計数値を上げると香港が(中国)経済に及ぼす影響(貢献度)と言うのは返還直後の2割強を頂点として年々降下を続けており、2021年度には僅か2%程度にまで落ち込んだと言うデータも出ている程です。これは、単に中国が物凄いスピードで“巨大化“したと言う事実があるからですが、しかしながら、新行政長官就任式典に共産党のトップである習主席が参加することにも表されるように、中国は依然として香港と言う「真珠」を(何とかしたい)と考えているのは明らかです。事実、金融面や経済面での締め付けは殆どしないと言うのが現在まで中国が香港に行って来た政策であり、これは香港の良さを今後も最大限後押しすると言うことと解釈しても間違いではないでしょう。

本稿では、上述の背景を踏まえた上で何故、香港がOne&Onlyの存在なのか?と言うことを掘り下げて行くことにします。

詳しくはCCM香港HP
上海も深圳も真似出来ない、香港が“香港たる“所以とは?

 - 中国, 現地事情, 香港 , , , ,

  関連記事

no image
予想以上に根深いのか?『国家安全維持法』の締め付け

香港市民と中国の関係が決定的に転換した出来事と言うのは(このBlogでも何度も取 …

金
日本で増える金の密輸 大半は香港から?

消費増税が今年の4月から行われ、国民の財布の紐がより一層縛られているのが現状であ …

no image
香港とシンガポール、どちらがお得?

日系企業の海外進出先の話になると必ず候補として上がるのが香港であり、シンガポール …

no image
『香港国家安全維持法』導入から3年経過:影響と現状の分析

『香港国家安全維持法』の導入から早くも3年が経過しました。導入当初の騒ぎは別とし …

no image
今後、香港は果たして生き延びることが出来るのか?

2019年6月と言う月は、香港にとってとても“過酷な体験をした月”として人々の胸 …

no image
香港と世界のジョブマーケットのトレンド

香港と言う地域は人材の流動性と言うものが日本の想像を超えたスピードで展開している …

no image
【 香港の労働基準 】

香港への(事業)進出形態は多岐に分かれておりますので特定は出来ませんが、こと実業 …

no image
新型コロナウィルス対策:『追加支援策』に見る香港と日本の違い-2

与党の一方である公明党の山口代表が4月15日、自民党安倍晋三首相に対して新型コロ …

no image
東京が香港を喰う?「金融国際金融センター」の立ち位置について

結論めいたことを言うと、この数年の政治的及びパンデミック対策に関して香港政府の採 …

no image
イギリスから見た香港と言うテリトリーとの関係とは?

香港が現在の位置に居ることが出来る根本的な要因と言うのはイギリスの存在を抜きには …