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香港上場を行うことで何が"差別化"出来るものなのか?

更新日:2023年09月08日

企業にとって自社の成長が永続的に続くと考えた場合、多くの経営者の頭の中に思い浮かぶ最終的なゴールと言うのは(恐らく)"証券市場に上場する"と言う事になるかも知れません。事実、これをターゲットと置く事は企業にとってひとつの"究極的なゴール"を目指すと言っても過言ではなく、それを達成するプロセスの中では多くの代償を要した上でのものとなることは想像に難くありません。故にその果実を得られた暁(あかつき)には、世界中の企業や投資家から賞賛と羨望の眼差しを得ることになり、また同時に桁外れの資金額が手元に集まるのを意味することになります。

ご存知の通り、世界各国には証券市場と言うものが存在し、自国の企業を中心として経済を刺激・発展させて行くのが常でありますが、人口僅か700万人程度しか居ない香港に置いても(これまでのこの地域の)"特異"な歴史背景からこのような「市場」と言うものが存在しています。そのカテゴリーは3つから構成されていて、まず筆頭としてはメインボード(Main Board)、次に成長・新興企業向け市場と言われるGEMボード、そして最後はデリバティブ市場となっています。

そしてここで生み出す年間の起債額というのは他の世界的な市場(ニューヨーク、ロンドン、東京など)と比較しても何ら遜色ない高いレベルのものであり、それゆえ「国際金融センター」と言う冠をその頭に掛ける事が出来ていると言う訳です。また、市場の特色としてはここ20年ほど中国の躍進を現すかのように本土系企業の躍進が目立つと言う事が挙げなくてはなりません。

今回はこのテーマのポイントを、以下のようにより"具体的な"項目として挙げ、その特色を列挙して行くことで香港市場全体の特色を炙り出して見ることにしました。

香港証券取引所の特色は以下の点に優れている故にその有効性を際立たせています。

1.アクセス可能な市場
香港はアジア地域で主要な金融センターの一つであり、多くの国や地域から投資家が集まっています。香港上場を成し遂げると言うことは、換言するとアジア市場へのアクセスが非常に容易になると言う面が挙げられます。

2.グローバルな可視性と認知度
香港証券取引所(HKEx)は国際的に認知された取引所の一つであり、この市場で上場すると言うことは企業にとってグローバルレベルで可視性と認知度が向上することを意味します。また香港の金融業界との関係を築くことで、更なるビジネス機会を生み出すことが可能となります。

3.外国資本の誘致
香港は外国資本の流入を促進する為の法的及び制度的な枠組みを整備しています。上場によって香港の市場に参入することで、国際的な投資家やファンドを惹きつける事が現実的になります。

4.資本調達の機会
上場によって企業は株式や債券などの金融商品を通じて資金調達を行うことが出来ます。香港の市場は投資家の多様なニーズに対応しており、企業の成長や拡大に必要な資金を調達する機会を提供することが出来ます。

5.企業価値の向上
上場企業は上場条件の中でも"必須"と言われる企業ガバナンスの要求基準をクリアして来た事が証明された上での結果になりますので、多くの優良取引先とのビジネスの躍進が期待されます。

6.国際的に機能できる能力
香港証券市場の共通言語と言うのは言うまでもなく英語であり、昨今では中国語の対応力も飛躍的に向上させて来ました。このように、世界2大言語を自在に操れるマーケットは香港が頭ひとつ"飛び抜けている"と称しても良いことでしょう。

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