国際金融都市で起こる動乱
2019年6月に起こった超大型デモは、そのスケールと同じくして香港と言う地域を揺るがしました。
民意を完全に無視した形で一方的に可決に持ち込もうとした香港政府の思惑は、ここで一旦ストップすることとなり、今は行政長官であるキャリー・ラム氏の“公開謝罪”と言う形で事態の収拾を目指している形となっています。
市民は雨傘革命で行った座り込みをせず、デモ行進のみを持って今回の政府の動きを(暫定的とは言え)封じる形となりましたが、仮にこの「逃亡犯条例」がそのまま承認されてしまっていたとしたら香港は深い失望感と絶望感に打ちひしがれていた可能性があったことは否定出来ません。勿論、現状はまだ「延期扱い」である為事態が再燃する可能性は充分残されているのは事実であり、それ故予断を許さない状況であるのは確かです。
前稿から続く本稿でも、「逃亡犯条例」後の「国際金融センター(国際ハブ)としての行く末」について考察して行きたいと思います。
詳しくはCCM香港HP
【逃亡犯条例と国際金融センター 〜香港は何処に行くのか?-2】
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
弊社に寄せられる、よくある質問
海外法人設立を主体とする弊社業務は香港や中国を中心とした多くの質問が寄せられます …
-
-
【NHKで預金封鎖、財産税の特集が放送されました】
HSBCお助け支店ブログで、NHKが放送した預金封鎖の動画がアップされています。 …
-
-
香港競馬から見る、コロナ禍における我が国のオリンピック対策の乏しさ
ご存知の通り、東京オリンピックはどうやら“強行開催“の線が強くなったようです。 …
-
-
「香港国家安全維持法」から「国家安全条例」にアップグレードする香港の管理
既にご存知の通り、2020年6月以降、香港は“それまでの香港“とは別れを告げ、宗 …
-
-
恒久的施設(PE)認定課税とは?
日頃、余り目にする事は無いテーマなのかも知れませんが、国際ビジネス展開をされる企 …
-
-
支店として海外に進出する場合に留意しなくてはならない事
海外進出を検討されている企業は、一定の市場リサーチなどを終えた後に進出方法を決定 …
-
-
【WBS特集 「地方から世界へ」のご紹介】
日本国内市場に限界を感じ世界へ進出する企業が増えています。 アジアの情報収集をし …
-
-
ようやく緩和措置の導入?香港のコロナ対策について
世界のコロナ情勢を見ると、一時期の混乱期を経過して徐々に各々の解決策が実を結びつ …
-
-
香港の構造上の有利点とは何か?vol01
世界の他の国や地域と香港を比較すると、様々な面で当地を世界有数の場所に押し上げた …
-
-
統括機能を装備する企業にとっての香港とシンガポールの異なる点
世の人達にとって「香港」と「シンガポール」は常に比較される対象として存在をしてい …
- PREV
- 国際金融都市で起こる動乱
- NEXT
- 基礎から学ぶ、「香港」と言うテリトリー
