国際金融都市で起こる動乱
2019年6月に起こった超大型デモは、そのスケールと同じくして香港と言う地域を揺るがしました。
民意を完全に無視した形で一方的に可決に持ち込もうとした香港政府の思惑は、ここで一旦ストップすることとなり、今は行政長官であるキャリー・ラム氏の“公開謝罪”と言う形で事態の収拾を目指している形となっています。
市民は雨傘革命で行った座り込みをせず、デモ行進のみを持って今回の政府の動きを(暫定的とは言え)封じる形となりましたが、仮にこの「逃亡犯条例」がそのまま承認されてしまっていたとしたら香港は深い失望感と絶望感に打ちひしがれていた可能性があったことは否定出来ません。勿論、現状はまだ「延期扱い」である為事態が再燃する可能性は充分残されているのは事実であり、それ故予断を許さない状況であるのは確かです。
前稿から続く本稿でも、「逃亡犯条例」後の「国際金融センター(国際ハブ)としての行く末」について考察して行きたいと思います。
詳しくはCCM香港HP
【逃亡犯条例と国際金融センター 〜香港は何処に行くのか?-2】
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
『一帯一路』に組み込まれて行く香港
中国国家主席である習近平の壮大な構想によって2013年にスタートした中国の『一帯 …
-
-
【コーヒーブレイク】 今年に導入が予定されている「消費税増税」について
消費税の増税がいよいよ今年実行される予定です。もともとの政府計画では本来、既に8 …
-
-
香港にあの”109″が進出!
SHIBUYA109でお馴染みの東急電鉄&東急モールズデベロップメント社(以下、 …
-
-
公示価格から見た地価の動向
今から約2ヶ月前の3月21日、国土交通省から国内の地価公示価格が発表されました。 …
-
-
新型コロナウィルス対策:『追加支援策』に見る香港と日本の違い-1
最近顕著になって来ているのは、新型コロナウィルスの展開に各国で“差”が生まれて来 …
-
-
香港ビジネスの効率的なスタートアップを行なう為には?
前回の記事でも触れさせて頂いた香港での起業ですが、日本のそれと比較した場合でも決 …
-
-
SARS(重症急性呼吸器症候群)と新型コロナウィルス、香港での捉えられ方
中国湖南省武漢市で発生した新型コロナウィルスが猛威を奮っています。香港のキャリー …
-
-
CCM香港がマカオグランプリ「SJMセオドールプレマレーシング」のスポンサーに決定!
マカオグランプリは今年で70回目を迎え、11月11日から12日、そして16日から …
-
-
遂に開港!2023年の香港ー日本の行き来上に必要な各種手続きについて
前回のBlogでも触れたように香港の観光業の復興はゼロコロナ政策下では不可能と言 …
-
-
税制改正大綱の中に組み込まれたタックスヘイブン税制について(2)
企業の最終目的が中国やアジアと言った巨大市場での事業面であった場合、香港を活用す …
- PREV
- 国際金融都市で起こる動乱
- NEXT
- 基礎から学ぶ、「香港」と言うテリトリー
