海外進出手法に纏わる税務上の考察点とは?
子会社形態による進出には、いくつかの「定番」と言うものがあります。例えば現地に子会社を設立し、時間をかけて事業を立ち上げる「直接投資形式(“オーガニック型“とも言います)」のほか、時間そのものを節約する目的で現地企業を買収するなりして子会社化すると言う「買収形式」の方法です。また、“現地企業“と言う括りの中には100%海外系の企業もあれば、既に稼働中の日系企業などもあったり、或いは日本国内での買収でも(結果として)買収対象会社が海外に子会社を持っていた場合等々、その対応バリエーションは様々であると言っても過言ではありません。
今回取り上げるテーマは、冒頭のケース(自社での立ち上げる=オーガニック型)ではなく、より複雑になるであろう買収による海外事業立ち上げ、即ち「買収形式」にフォーカスを当てた場合における幾つか想定される日本側(親会社側)の税務上の注意点です。これらについて解説して行くとともに香港のような軽課税地域に関する要点にも触れて参ります。
詳しくはCCM香港HP
【「買収形式」
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
新型コロナ時代の海外法人活用法。コロナ禍でも海外法人設立は可能です
日本での緊急事態宣言が解除され経済活動が戻りつつある中、事業やリスクを分散する為 …
-
-
『香港国家安全維持法』導入から3年経過:影響と現状の分析
『香港国家安全維持法』の導入から早くも3年が経過しました。導入当初の騒ぎは別とし …
-
-
香港での『禁酒令』発表への反発
3月23日、香港特別行政区の行政長官であるキャリー・ラム(林鄭月娥)氏が香港の新 …
-
-
香港ビジネスの効率的なスタートアップを行なう為には?
前回の記事でも触れさせて頂いた香港での起業ですが、日本のそれと比較した場合でも決 …
-
-
海外法人設立+仮想通貨オンラインセミナー 4/11(水)開催
前半(20:00~20:30)は、香港法人設立に関するセミナーを行います。 日本 …
-
-
香港に集まる資本=何故、香港上場なのか?
ファンディング(=資金調達)を行う市場としてアジアで名高いところと言うのはわが国 …
-
-
「一国二制度」の下、香港・広東・マカオの協定モデルとして計画が進む珠江デルタ発展計画 ~『横琴新区』(中国珠海)
香港を足掛かりとして進出を成し遂げた企業の多くは、立地的にその後ろに位置する中国 …
-
-
国税庁が行なった租税条約に基づく情報交換事績の公表
国が推進している重要な施策のひとつに外国との租税条約と言うものがあります。これか …
-
-
【コーヒーブレイク】 日産を襲った衝撃、カルロス・ゴーンの逮捕劇についてー2
ゴーン容疑者の拘留はとうとう10日を過ぎました。今やこの事件は日本やフランスのみ …
-
-
源泉徴収と言う視点からみた国際税務
一般的に外国企業が日本において日本のマーケットを利用して何等かの所得を獲得した場 …
- PREV
- オリンピックと香港
- NEXT
- 海外税務〜どうにかして税金が安くならないかを考えてみる
