“有名無実“を改めて確認する形となった香港の選挙制度
抜本的な“改革“が行われて数年経過した形になる香港の選挙制度ですが、今回行われた「新たな選挙制度」を嬉々として喧伝したのは中央政府と香港政府関係筋だけだったと言っても過言では無いでしょう。
既に政治的な観点おいては“レームダック化“して久しい香港ではあるので、こうした結果は特に大きな驚きを持って国際世論には受け止められていませんが、それにしても、香港に在住する者や香港を愛する者にとっては、まるで今まで健在であった「支柱」と言うものを失っていくような焦燥感や、或いは朽ち果てて行くような厭世観が漂うのは致し方ないことでもあります。
投票率が過去最低である30.2%となってしまったと言う今回の選挙。本稿では今、香港を覆う“憂い“について考察して見ることにします。
詳しくはCCM香港HP
【厭世観が漂う香港の選挙。主権はどこに?】
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
香港にとっての『2021年』とは、一体どうなるものなのか?
今年も3月に入り、中国では(予定されていた)全人代が開催されています。 「全人代 …
-
-
香港渡航の際に気をつけておくこと
香港特別行政府のトップである李家超(John Lee)行政長官が香港の全面解禁を …
-
-
観光業テコ入れをスタートした香港とその懸念点
既に何度も触れている題材ではありますが、デモ運動から新型コロナウイルス感染症が流 …
-
-
2月の法人設立個別相談会は、2会場で開催予定です!
みなさま、こんにちは。CCM香港スタッフです。 CCM香港では定期的に香港法人設 …
-
-
【コーヒーブレイク】 日産を襲った衝撃、カルロス・ゴーンの逮捕劇についてー2
ゴーン容疑者の拘留はとうとう10日を過ぎました。今やこの事件は日本やフランスのみ …
-
-
海外進出日系企業が抱える資金面・事業面での課題とリスク
企業の海外進出に於けるその「目的」は、つい10年ほど前まで支配的概念であった「現 …
-
-
香港開港宣言!今年から香港がようやく“近く“になる?
香港のコロナ対策は“終結を迎えた“と言っても間違いないと言える発表が、この程香港 …
-
-
シンガポールが狙う、香港のアセット(資産)とは?
2022年が幕を明けました。昨年末に行われた香港立法会の選挙結果と言うのは、香港 …
-
-
香港政府が発表した“都市開発“とは?
香港にとって、中国に本当の意味で“組み入られる“と言う切っ掛けというのは、まさに …
-
-
2019年を経た香港の“これから”
「2019年」と言う年は香港と香港人、また香港と何等かの関係を持った(持っている …
