“有名無実“を改めて確認する形となった香港の選挙制度
抜本的な“改革“が行われて数年経過した形になる香港の選挙制度ですが、今回行われた「新たな選挙制度」を嬉々として喧伝したのは中央政府と香港政府関係筋だけだったと言っても過言では無いでしょう。
既に政治的な観点おいては“レームダック化“して久しい香港ではあるので、こうした結果は特に大きな驚きを持って国際世論には受け止められていませんが、それにしても、香港に在住する者や香港を愛する者にとっては、まるで今まで健在であった「支柱」と言うものを失っていくような焦燥感や、或いは朽ち果てて行くような厭世観が漂うのは致し方ないことでもあります。
投票率が過去最低である30.2%となってしまったと言う今回の選挙。本稿では今、香港を覆う“憂い“について考察して見ることにします。
詳しくはCCM香港HP
【厭世観が漂う香港の選挙。主権はどこに?】
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
香港における慈善機構の設立について
香港税務条例の第88条に基づき、公共性を有する慈善機構や信託団体は、税務局に別途 …
-
-
香港金融管理局 米金利に合わせ政策金利を25bp引き上げ0.75%に
米連邦準備理事会(FRB)の約10年ぶりの利上げを決定受けて、香港金融管理局(H …
-
-
海外で使用するお土産って消費税は免除?
海外赴任が決定し、今まさに“これから出国“と言うような方々の中には、赴任先でこれ …
-
-
活気に満ちた香港の旧正月 – 伝統と現代が織りなす春節の風景
2025年、香港もお正月がやってきました。伝統と現代が見事に調和した祝祭の雰囲気 …
-
-
パンデミックに“香港”の名がついた時のこと
とうとう東京も4月7日の安倍晋三首相の記者会見の通り、翌日となる8日から有事突入 …
-
-
そもそも『オフショア法人』とは何なのか?
海外投資や海外ビジネスと言う括りでネット等で検索をしたりすると、その検索記事の中 …
-
-
新型コロナウィルス対策:『追加支援策』に見る香港と日本の違い-1
最近顕著になって来ているのは、新型コロナウィルスの展開に各国で“差”が生まれて来 …
-
-
ビジネスシーンとして見た香港の現状
8月12日、香港国際空港にはエアポート埋め尽くさんばかりの人垣が集まり、例の「逃 …
-
-
香港におけるAI事情について
2023年と言う年は一般人にとっても生活の中に明確にAI(人工知能)と言うものの …
-
-
香港、史上初のロックダウン導入
欧米各国では新型コロナの再拡大を受けて様々な国で「ロックダウン」が実施されていま …
