香港も入るタックスヘイブン地域の特性(1)
当Blogでも何度もご紹介させて頂いているお馴染みのテーマのひとつである「タックスヘイブン」。
この概念に相当する制度を国(やテリトリー)全体に採用している場所と言うのはシンガポールと香港がアジアでは有名です。所謂、この「タックスヘイブン」と言うのは税率(法人税率)として20%未満を採用する低税率地域(国)のことと世界は捉えており、この基準を有効的に自テリトリーに採用することで外資を呼び込む努力を行なって来たのが上述のシンガポールであり香港であった訳ですが、ようやくコロナ禍の影響も解消しつつある状態まで回復した市場となった今、以前以上にこの“特殊な“制度を採用することで投資効率の最大化を目指す企業は後を断つことはないものと思われます。何故なら、企業の(恒常的な)目標とは、いつの時代でも経営効率の改善をすることや、またそこから生み出す利益の創出、そして(結果的に)内部留保できる手残額を一円でも多くすることにあるからです。
今回から3回に渡るBlogでは、そうした企業の目標達成の為により良い条件を擁する香港のようなタックスヘイブン地域に関する知識を深め、また低税率周りに関する情報を改めて整理して行くことで、企業の海外進出の理由と言うものを一味違った目で考える材料を提供して行くこととします。
詳しくはCCM香港HP
【租税対策がこれまで以上に加速する?「タックスヘイブン」を筆頭として存在する様々な種類とは?(1)】
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
仮想通貨をめぐる税務問題について
話題としては頻繁に出て来る「仮想通貨」ではありますが、一般市民にとって実際にビッ …
-
-
今更聞けない香港のビジネス基礎事項⑦~香港における監査意見について
よく聞かれる質問のひとつに日本における監査意見との違いがあります。何故このような …
-
-
香港と日本の関係。「平成」を振り返ることで「令和」を想う
2019年5月1日、我国の歴史の中で“大きな変化”が訪れました。それは、過去30 …
-
-
新型コロナウィルス感染者「ゼロ水準」が続く香港
恐らく日本国内の多くの一般人にとって、まさか一年の最初の大型連休であるゴールデン …
-
-
2025年から設定される雇用主の「負担」=MPF新規定が与える影響(2)
前回のブログでは、昨年6月9日に発表された香港の「年金制度」と言えるMPF(Ma …
-
-
海外進出手法に纏わる税務上の考察点とは?
子会社形態による進出には、いくつかの「定番」と言うものがあります。例えば現地に子 …
-
-
オンラインセミナーの”裏話”
毎月一度のペースで開催している弊社のオンラインセミナーをご愛顧頂き有難うございま …
-
-
特許権を海外子会社に付ける際の注意
通常、中国などに製造拠点の設置を目的とした海外子会社を作る場合、日本の親会社が所 …
-
-
” 日本法人税税率引き下げ “政策の骨子、ついに固まる
本日の日経新聞の一面でも大々的に報道されている通り、かねてから審議 …
-
-
香港のトップ<行政長官>を決める選挙制度
9月28日に勃発・表面化した今回のデモ(傘の革命=Umbrella Revolu …
- PREV
- 香港渡航の際に気をつけておくこと
- NEXT
- 【号外】香港も入るタックスヘイブン地域の特性(2)
