【消費増税8%⇒10%の導入時期、正式決定】
消費再増税の時期が参院本会議で遂に可決と言う運びになりました。
昨年の景気に決して小さくないインパクトを残す形となった8%への消費増税から3年と言うインターバルを経て導入と言うことになる訳ですが、ここで重要なのは、今回の増税は、例えその時の景気が如何に悪化してしまったとしても、(前回の)延期を行うような条項(景気条項)を”削除している”と言う事です。
つまり見方を変えればそれだけ国の財政が切迫してしまっていると言う事であり、仮にそれまでの間に好景気感を”装う”ことが出来たとしても、(結果的には)日本経済は益々混迷の度合いを強めて行くのかも知れません。
実際、これ(5%⇒8%⇒10%)を通した現政権の任期も終了時期を迎える訳ですから”負の遺産”を次期政権に残して自分達はエグジット(脱出)と考えられなくも(?)ありませんね。
さて、この顚末は国政の歴史の中で最終的にはどう評価されるのでしょうか?
【消費再増税、延期確定=「景気条項」削除―税制改正法が成立 Yahooニュース】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150331-00000123-jij-pol
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