駐在者(及びご家族)が加入する、海外旅行保険について
海外に赴任と言う形になるとその期間に於ける健康上のリスクを言うのは格段に上がります。
それは慣れない環境に身を置く事で体験するストレスからの病気であったり、またアクシデントであったりする訳ですが、そんな時に助けとなるのはこうした事から派生する”経済的損失”を最小限に抑えてくれる保険商品であると思います。
では駐在者(及びご家族)に対する最善の保険とは何か? それはズバリ言って、『海外旅行傷害保険』です。
その名から察する事が出来る通り、この保険のもともとのコンセプトは国内在住者が、海外に旅行する際に被るかも知れない病気や事故を保障すると言う目的で作られました。そしてこの保障期間を1年まで延長させたバージョンとして商品化されたものが、この『海外旅行傷害保険』なのです。 さて、この保険の特徴とは一体どんなものでしょうか?
それをひと言で言うと”最高保障金額”が証券上に明記されていると言う事です。
このポイントとは、証券記載上の保障金額の範囲内であれば、その金額を一気に使用する事も出来るという部分にあります。
よく比較としてあがる医療保険などでは”一日(或いは、一回)単位の給付額”と言うような形でその保障限度額が決められてしまっている為、入院・手術と言った深刻なケースになった場合、病院や医者からの請求金額に対してどれだけ対応出来るのかどうかの見当が付きません。
特に日本人ですと言葉の問題などが恒常的に横たわっているのでどうしても通訳サービスが完備するような私立病院に行く確率が多くなります。
こうした時にこの海外旅行傷害保険に加入をされていると、保険加入者は(経済的にも)安心できる備えがある状態で、最良の医療サービスを受けるる事が出来るという訳です。
勝手知ったる国内の状況とは全く違う海外での活動に一助となるものがこの保険。加入されていらっしゃらない方々は是非ご一考される事をお奨めして置きます。
関連記事
-
-
香港子会社から配当を回収すると言うことについて
香港は軽課税地域であるため、色々と税関係の話に絡んでくる場所です。当Blogにお …
-
-
【消費増税8%⇒10%の導入時期、正式決定】
消費再増税の時期が参院本会議で遂に可決と言う運びになりました。 昨年の景気に決し …
-
-
海外駐在中の日本の健康保険の利用
一般的に言って「海外駐在」となるとある一定の期間、健康に関する“リスク指数”と言 …
-
-
【マイナンバー法案改正から見える未来】
マイナンバー法案改正によって、銀行預金口座にまでこの番号を紐付けて行くことが決定 …
-
-
外国子会社配当益金不算入制度を巡る幾つかの論点
香港やシンガポールなどの軽課税地域・国に現地法人などを持つと、そこで上がった利益 …
-
-
移転価格(Transfer Pricing)文章を作成する事とは?
上場企業などの一定のビジネス規模を持ち、且つ海外展開を行なっている企業様において …
-
-
香港進出の為の基礎知識とは?
今回は香港進出をお考えの方々に取って必要となる基礎的な知識・情報をご案内したいと …
-
-
年末に迫る、「国外財産調書」提出の準備を貴方はどう捉えるか?
平成24年度の税制改正の際に適正な課税・徴収の確保を図る観点から、国外で取得した …
-
-
【日本の税制調査会の動向(1)】
『税制調査会』とは日本の内閣府の審議会等の一つです。内閣総理大臣の諮問に応じて、 …
-
-
今後起こってくる税制改正の論点
先の衆議院選挙は「希望の党」などの台頭が期待されるなど新興勢力の勢いの影響で自公 …
- PREV
- 香港のトップ<行政長官>を決める選挙制度
- NEXT
- 銀行口座開設及び維持に問題が発生した時のために