改めて「金融都市」としての発進を示唆した香港
香港ではほぼ毎年のように行われる“AFF”(Asian Financial Forum)と銘打つ金融イベントがあります。これは、香港が中国へ返還以後「国際金融センター」としての立ち位置を国内外にアピールする為に特別行政府がその配下機関である香港貿易発展局(HKTDC)を中心に主催しているイベントなのですが、今年も旧正月前に当たる1月14日〜15日の2日間に渡って開催されました。
今年で13回目を迎えると言うこのイベントですが、今回の目玉と言うのは、ここ数年、この地域を席巻した「一帯一路」と言う中国の超大型プロジェクトに関するものは(昨年発生した香港デモの為に)鳴りを潜め、金融都市として直接そのイメージに結び付くようなテーマとなる“バーチャルバンク”に関するものが中心となりました。この動きと言うのは今後の金融先端地としての香港のあくなき挑戦の姿勢と取れなくはなく、その動きは今後一層、目に値するものとなって行く可能性を含んでいます。
さて、香港が描くその“青写真”と言うものは一体どのようなものでしょうか?
詳しくはCCM香港HP
【「バーチャルバンク」
↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓
関連記事
-
-
福島第一原発処理水に対する香港政府のスタンス
香港は日本にとって対外貿易先として非常に重要な位置付けとして認識されている地域の …
-
-
国際金融都市で起こる動乱
2019年6月に起こった超大型デモは、そのスケールと同じくして香港と言う地域を揺 …
-
-
政府機関が宣伝する香港の魅力とは?
ビジネス誘致と言う視点で政府機関の一部として公式に香港のプロモーションを行なって …
-
-
香港と『オリンピック』
新型コロナウィルスの旋風が世界中を駆け抜ける中でその結論が注目されていた東京オリ …
-
-
海外子会社の経営管理をサポートする際の移転価格上の判断について
経営管理サポートを海外子会社に対して提供する場合の注意点と言うものは何でしょうか …
-
-
アベノミクスの方向性と2015年、最初の増税
2014年30日に自民、公明両党は2015年度与党税制改正大綱を決定致しました。 …
-
-
家族帯同か否か?海外駐在に於ける会社方針について
海外駐在員を送り出す際に会社側として考えることの中の1つと言うのは、駐在者が仮に …
-
-
香港の政治の変遷と今後の方向性について
香港は1997年に英国から中国へ返還され、その後“50年間“と言う前提条件で「一 …
-
-
香港での『禁酒令』発表への反発
3月23日、香港特別行政区の行政長官であるキャリー・ラム(林鄭月娥)氏が香港の新 …
-
-
香港と同様の「一国二制度」を敷くマカオ(澳門)で何故デモが起こらないのか?
1997年に香港が英国から中国へと返還されたと同時に中国では国の中に2つの社会シ …
- PREV
- 財政赤字が過去最大となった香港の思惑
- NEXT
- 何故、香港金融業界で働く選択する理由があるのか?
