「ファイブ・アイズ」がコントロールする戦争。ウクライナと香港での事件を踏まえて。
ウクライナとロシアの戦いは遂にひと月を経過することになりました。西側諸国はその間、ウクライナ側に対して積極的に武器を無償提供したり、またSWIFTコードから排除するなど各種制裁措置を実施することでロシアに対して圧力をかけ続けています。
そんな中で最近(側面的ながら)注目を浴びつつあることのひとつと言うのは、この戦争で暗躍する西側諸国の連合、特に英語を母国語とするアングロサクソン系の国家であるアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドによるインテリジェンス同盟である「ファイブ・アイズ」存在です。
この「ファイブ・アイズ」加盟国の国々は「UKUSA協定」のもとでエシュロンと呼ばれる通信傍受システムで結ばれており、今回のウクライナvsロシアにおいてはその諜報活動から得た様々な情報をウクライナ側に提供することで(兵力面で圧倒的不利を伝えられていた)同国の“善戦“に大きな貢献を果たす形になりました。
本稿で取り上げるテーマと言うのは、このファイブ・アイズの存在と活動が積極化且つ表面化し始めたのは、実は香港が中国と対峙する形となったあの「国家安全維持法」制定に纏わる出来事からです。
果たしてそれがどのようなものであり、そしてそれに対する当時の中国の反応などをお伝えすることで現在のウクライナvsロシアの状況を合わせ眺めて見ようと思います。
詳しくはCCM香港HP
【「ファイブ・アイズ」
関連記事
-
-
習近平を追い込む(?)、香港のデモの行方
2019年だけでなく、2020年もどうやら世界中の話題を席巻するのは『中国』にな …
-
-
KYCとAML、仮想通貨を取り囲む各種の整備
“仮想通貨元年“と言われた2017年、特に後半期の金融市場はBitcoinを中心 …
-
-
香港の最新税制に関する概要の纏め
日本の元号も5月1日から「令和」になり、日本はこの“特需”を利用してマーケットに …
-
-
国際課税合意が香港にどのようなインパクトをもたらすのか?
香港は言わずと知れたタックスヘイブン地域です。当地はアジアで随一のシステムを装備 …
-
-
香港で快適な賃貸物件発見するには?
香港に赴任をする際にかなり高い順番で「不安」に思われる箇所があるとすれば、それは …
-
-
香港で発生したオミクロン株感染2例について
この2年に渡って世界を席巻して来た新型コロナウィルス感染症の影響がようやく沈静化 …
-
-
香港法人も巻き込まれる?中国における“商業賄賂”問題
一般的な見方として中国と言う国を捉えた時に『商業賄賂』と言う言葉を並べると違和感 …
-
-
2015年香港経済から見る2016年の動き
どこの国でも同じ事ですが、毎年1度、その国の経済活動を表す指標なり数値が統計とし …
-
-
「仮想通貨」を巡る税法上の解釈について(2)
昨年末にかけて恐るべき勢いを持って金融業界を席巻した感のあった「仮想通貨」ですが …
-
-
刷新される香港ID
日本の方々にとってはパスポートの他に自分自身のことを他人に証明する書類として一般 …
- PREV
- 【重要】CCM香港休業のお知らせ
- NEXT
- 人材“流出“ではなくなっている香港の現状