CCM香港 スタッフブログ|香港法人、オフショア法人を設立・仮想通貨の活用するための最新情報

林鄭月娥(Carrie Lam)前香港行政長官の5年

香港における今年の“大きな転換“と言うのは、(少なくとも形上では)当地の行政長官が林鄭月娥(Carrie Lam)氏から李家超(John Lee)氏へと引き継がれたことがあります。これは政変と言うものではなく5年と言う行政長官職の任期が終了するだけの話ではありますが、とは言え当初は第二期(続投)が“濃厚“とされ、またその意欲を示してもいた林鄭氏が出馬を見合わせたことは域内の市民に少なからずのインパクトを投げ掛けることとなったのは言うまでもありません。経緯を見ると、丁度、北京冬季五輪開催期間中と重なるかのように香港での新型コロナ新規感染者数が激増してしまったことによる影響で3月の選挙延期の発表をした頃から林鄭氏の意欲はトーンダウンし、迎えた4月、突如「家庭を優先」と言う理由で再出馬への道を断念する発表を行うと言う流れとなったのです。

結果、“無人“と化した行政長官選にただひとり立候補をする形となった李氏は、“誰とも戦うことなく“新行政長官就任となると言う茶番を演じることになりました。

林鄭氏の資質やパフォーマンスに対して疑念を示す声が内外から聞かれる在任期間ではありましたが、同時にこの5年間(2017年7月〜2022年6月末)と言う期間と言うのは、パンデミックだけでなく、政治上でも香港は多くの場面で世界から非常に強いバッシングを受けるその矢面に立たされる期間であったのも事実であり、常に北京と世界とのバランスを考えると言う厳しい施政を強いられたと言うのも事実ではあります。本稿では、この、まさに“激動“とも言えた2017年からの林鄭月娥政権を振り返ることにします。

詳しくはCCM香港HP
“翻弄されるだけ“に終わってしまった(?)林鄭月娥行政長官の時代

 - お役立ち情報, ニュース, 中国, 生活, 香港

↓ブログ村参加してます。応援よろしくお願いします!↓

にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へにほんブログ村 経営ブログ 海外進出支援・海外支援へ

  関連記事

no image
【コーヒーブレイク】香港ディズニーランドを楽しむ!

皆さんはアジアの大都市である東京や上海、そして香港に“共通するアミューズメント施 …

no image
【WBS特集 「地方から世界へ」のご紹介】

日本国内市場に限界を感じ世界へ進出する企業が増えています。 アジアの情報収集をし …

no image
中国の個人所得税改正が与える駐在者へのインパクト

海外課税を巡る話になると決まって出て来るような単語(或いは話題)と言うのは居住・ …

no image
【号外】香港も入るタックスヘイブン地域の特性(2)

前回の Blogでは「タックスヘイブン」の創出する利益(=メリット)面を中心に論 …

no image
香港会社法 一部改正のお知らせ

香港の会社の制度を決めている機関と言うのはCompany Registryと言わ …

no image
中国で駐在員が巻き込まれるトラブル(事例紹介)

中国は日本人(駐在員)にとって”合う“、”合わない“がハッキリと分かれる傾向が多 …

no image
香港が狙う、CTC(財務統括拠点)を利用した新たな戦略

香港の利得税(法人税)の税率は16.5%であり、アジアでも際立って低い事は周知の …

no image
こういう時期においても香港の富裕層は増える?

ここ数年の社会面や政治面を見た場合、“香港の将来像“を輝かしく描く人を探すのはか …

no image
人材“流出“ではなくなっている香港の現状

昨今、不安定な世情が盛んに喧伝されている香港の状況ですが、必ずしも全てが“厭世モ …

no image
海外絡みの「M&A」別、税務論点を考える【コーヒーブレイク】

良く企業が業績を維持する際に使用する方法というのは、「M&A」と言われています。 …